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もりもりジャーナル

日本共産党道政・政策委員長の 森つねと です。 私は「しんぶん赤旗」の記者として全道を駆け回り、懸命に生きる道民のみなさんの声を聞いてきました。 その頑張りを踏みにじる政治に、悔しさと怒りが込み上げます。 私、森つねとは、あなたの願いをまっすぐ道政に届けるために全力を尽くします。戦争する国づくりを許さない!泊原発を再稼働するな!

   
カテゴリー「伝えたい声」の記事一覧

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歴史に学び、国民の力を合わせて

「過去に目を閉ざす者は、現在に対してもやはり盲目になる」

昨年亡くなったワイツゼッカー元ドイツ大統領の言葉は、あまりにも有名です。第2次世界大戦終戦40年を記念する演説の一節。今ほどこの言葉の重みを感じるときはありません。

先日、「治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟」の北海道本部大会であいさつしました。

聞き慣れない方もいるかもしれませんが、戦前の治安維持法などによる弾圧で被害を受けた犠牲者の名誉回復と国としての謝罪、国家賠償を行う法律を制定するよう求め、国会請願行動や地方議会への意見書採択などの運動を続ける団体です。



治安維持法は1925年に制定され、創立まもない日本共産党などを標的にしました。この法律は、結社そのものを罰するとともに、思想や研究までも弾圧する特異なものでした。

1928年の改悪では最高刑を死刑とし、主権在民と侵略戦争反対を掲げる勢力を徹底的に弾圧。こうした活動に少しでも協力するだけで犯罪とされ、自由主義的な研究・言論や、宗教団体の教義・信条も対象となり、弾圧の対象が国民全体に拡大されました。

令状なしの捜索や取り調べ中の拷問・虐待も横行し、虐殺や獄死は1,700人近く。逮捕者は数十万人、送検された人は7万5,000人にのぼります。

同法は終戦後の1945年10月に廃止されましたが、弾圧された犠牲者に対しては「将来に向かってその刑の言渡を受けなかったものとみなす」とされただけで、謝罪も損害補償もいっさいありませんでした。一方、拷問や虐殺に関わった特高警察の者たちが罪にも問われることはありませんでした。

ドイツやイタリアでは弾圧された人たちへの国家賠償が早くから実施されています。ドイツではナチス政権下の犠牲者に対し、連邦補償法で1人当たり年間80万円ほどの年金が支給されているほか、イタリアでも「反ファシスト政治犯」に終身年金が支給されています。

それと比べてみても、日本政府の対応は異常です。こうした政府が、国民の目・耳・口をふさぐ特定秘密保護法を通し、安保法制=戦争法を強行し、憲法9条を狙って改憲の動きを強めていることの危険性は言うまでもありません。

2,000万を超えるアジアの人々、310万人もの日本国民の命を奪った日本軍国主義。その裏で、徹底した国民の思想・言論と運動の弾圧の歴史があったことを、忘れてはなりません。

戦前の弾圧と命がけでたたかった日本共産党の一員として、安倍政権による戦争と独裁への逆流を絶対に許さず、“反ファシズム統一戦線”とも言える市民と野党の共同を必ず成功させる。そのためにも、強く大きな党をつくることに力を尽くしたいと思います。

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人間らしい労働と生活を――最低賃金は1,500円へ!

通りすがりの大手ハンバーガー店の求人ポスターに目が止まりました。「時給764円」。北海道の最低賃金と同額です。

この店に限らず、コンビニなどのチェーン店でも、時給764円で募集している店は多い。最低賃金が平均賃金になっている状況です。逆に言えば、最低賃金制度が果たしている下支えの役割は極めて重要です。



昨日、厚生労働省の諮問機関「中央最低賃金審議会」の小委員会が開かれ、今年度の地域別最低賃金(時給)の目安について、全国平均で822円(前年度比22円増)とすることを決めました。

目安は4ランク(A~Dランク)に分けられ、北海道はCランク。今年度の引き上げ額を22円としました。

この目安をもとに、都道府県ごとの「地方最低賃金審議会」が地域の実情を検討して改定額を審議、決定することになります。北海道の審議会は29日から行われ、8月中に改定額が決まる見通し。目安と同額の場合は、10月ころから全道一律で時給786円が適応されることになります。

2002年以降で最高の上げ幅とのことで、最低賃金の引き上げはもちろん歓迎ですが、問題はこれで若者が自立し、まともな暮らしができるかということです。



例えば、現在の時給764円で1日8時間、月20日間働いても、12万2240円にしかなりません。22円の引き上げで増える額は3,520円。引き続き12万円台です。

一方、北海道労働組合総連合(道労連)が10代から30代の一人暮らしをしている若者201人を対象にして調査した「北海道最低生計費試算調査」では、若者がきちんと生活するためには22万円以上は必要との結果を発表しました。時給に換算すると1,300円程度です。現状との間にはあまりにも大きな隔たりがあります。

若者の貧困と格差をただすうえで、とりわけ非正規労働者の労働条件を抜本的に改善し、正規労働者との格差をなくすことが必要です。その中心が最低賃金の引き上げです。消費に直結し、新たな需要と雇用を創出、日本経済を立て直す大きな力にもなります。



社会保険料の減免など中小企業支援と一体に、いますぐ全国どこでも時給1,000円、そして1,500円へ!――誰に遠慮することなく、みんなで堂々と声を上げましょう。

昨晩は札幌で「最低賃金上げろデモ」が行われ、私も参加しました。コーラーの若い女性は「正規の私と、非正規の1つ下の後輩に、資格もスキルも違いはない」と述べ、最低賃金の引き上げを求めました。

正規も非正規も手をつなぎ、人間らしい労働と生活を確立すれば、暮らしも経済ももっと豊かになります。そのために、利潤最優先で、弱肉強食の経済・社会を変えていきましょう!

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国民のたたかいは後戻りしない――道庁前反原発抗議行動

金曜の夜と言えば・・道庁前反原発抗議行動です。私にとって「原点」の場。選挙後初めて参加しました。

選挙についてあれこれ語る場ではありませんが、6年間の国政をゆだねられた議員のみなさんには「自分の良心に従って行動してほしい」と訴えました。



さまざまなしがらみがあると思いますが、原発事故が起きれば、すべてが吹き飛んでしまいます。人生を狂わせる原発事故。その原発が、泊を含めて再稼働されようとしているときに、はっきり「ノー」と言えないのであれば、政治家としての役割を果たすことはできません。判断に迷ったときは、自分に投票してくれた有権者の笑顔を思い出してほしいと思います。事故が起こってからでは遅いのです。

国民の意識は先を進んでいます。

先日、北海道新聞が行った全道の世論調査では、「再稼働すべきではない」が約4割(39%)にのぼりました。原子力規制委員会の審査をクリアしたとしても「再稼働すべきでない」と答えているのです。「再稼働してもよい」は約3割(31%)にとどまりました。



司法も再び英断を下しました。

大津地裁は3月、高浜原発3、4号機の再稼働禁止を命じた仮処分決定をしていましたが、関西電力が異議申し立をしていました。これに対し、大津地裁は申し立てを却下し、再稼働を再び認めませんでした。決定にはこう書かれています。

「債務者(注:関西電力)は、本件各原発に具体的現実的危険性はなく、債権者らの指摘等は危惧感にすぎないものである旨主張する。しかしながら、既に述べたとおり、福島第一原子力発電所事故の前にも現実に存在した危険について、これを運転していた東京電力は覚地して対応することができなかった。加えて、福島第一原子力発電所事故の原因に関する疎明資料は不足しており、現状において原因究明が完遂したと一応にしても認めることはできず、そうすると、新規制基準にしたがって設置変更許可を受けたことそれ自体によって安全性が確保されたとみることはできない」

――福島原発事故を防ぐことができなかった教訓を踏まえるべきであり、事故の原因究明もされておらず、新規制基準をクリアしたからといって安全とは言えない、という明確な判断でした。

道庁前行動も丸4年が経ちましたが、権力を持つ者との綱引きは、まだしばらく続きます。しかし、福島原発事故の前に戻ることは、決してありません。原発ゼロが実現する日まで、これからもみなさんとともにたたかいます。再稼働反対!

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自分らしく生きるために――総がかり行動に参加して

安保法制=戦争法が強行されて10ヵ月目だった19日、「戦争をさせない北海道委員会」の総がかり行動に参加し札幌市内の中心街をデモ行進しました。そこには、揺るぎのない思いを抱いた市民の姿がありました。



多くの人々が絶望した強行採決。しかし、その後も国民のたたかいは止むことなく、戦争法廃止を求める2000万人署名は、短期間で10人に1人の国民が署名しました。

誰かが声を上げてくれるのを待つのではなく、主権者の一人として声を上げるー。民主主義を体現する活動が広がっています。

人権を守るために、憲法で権力を制限するのが「立憲主義」。憲法13条では「すべて国民は、個人として尊重される」と規定しています。戦争法を廃止し、立憲主義を取り戻すたたかいは、個人の尊厳を取り戻すたたかいでもあります。

基本的人権は「国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない」と憲法12条で規定しています。安倍政権のように権力者が暴走することも憲法は想定し、国民の抵抗権と責務も明記しているのです。



こうした投稿ができるのも、表現の自由があるからこそ。

それは、「人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果」であり、「過去幾多の試練に堪へ、現在及び将来の国民に対し、侵すことのできない永久の権利として信託された」(憲法97条)ものです。この憲法97条(基本的人権の永久不可侵性)をばっさり削除しているのが、自民党の「日本国憲法改正草案」です。

国会で改憲勢力が3分の2を超えて、憲法改正の発議が可能となったいま、憲法を守り抜くことができるかどうかは国民のたたかいにかかっています。

私が、私らしく、あなたが、あなたらしく生きるために、自由を守るために、一緒に声を上げましょう。

会場では「元気そうな顔を見れて良かった」と声をかけてくれた方もいました。気にかけていただけるのは、ありがたいことです。ますます元気に頑張ります!

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10年後の君へ

6月26日は息子の1歳の誕生日でした。お祝いのメッセージなどをいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。お一人ずつお礼をすることができないので、息子への「手紙」をもって、みなさんへのお礼に代えさせていただきます。息子はいま4600㌘を超え、小さいけれど元気です。長文ですので、お時間がある方はお読みください。また、超低体重児のお子さんがいるご家族にとって、少しでも希望になれば幸いです。
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【10年後の君へ】

お母さんのお腹の中で君が生まれたとき、お父さんは本当に嬉しかったんだよ。お腹の中にいる君の写真を初めて見たとき、エンドウ豆みたいで、愛おしくて泣いちゃった。

お母さんが君を産むとき、きっと大変な思いをするだろうから、お母さんの手を握っていようかな、それとも気が散るかもしれないから、やっぱり分娩室の外で待っていた方がいいかなと、あれこれ考えていたよ。でも、生まれたときには、きっと喜びに満ちあふれていると信じて疑わなかった。

しばらくして、お母さんの具合が悪くなって、君もどんどん元気がなくなって、手術をして君をお腹の中から取り出すことにしたんだ。



お母さんは強い人だから、普段泣いたりはしないけれど、手術室に入るときは不安でいっぱいだった。絶対に手術が成功して、二人とも生きていてほしいと、お父さんも祈るような気持ちだったよ。

しばらくして、保育器という透明な箱に入った君が出てきた。生きているんだって、すごく嬉しかったよ。でも、その姿を見て、とてもびっくりした。これまで見たことがないような小さな、小さな赤ちゃんだったんだ。体重は658㌘。手のひらに乗るくらいの大きさで、自分で息もできなくて苦しそうだった。お父さんは「頑張れ、頑張れ」って、何度も声をかけたよ。



そして、お母さんも手術室から出てきた。だいぶ血が出たけれど、お母さんも無事で本当に安心したよ。



その後、お医者さんが、お父さんとお母さんを心配させないように、ゆっくりと説明してくれた。とっても小さく生まれたから、まだ体の機能が十分ではなかったんだ。お医者さんも「大丈夫」だとは言えなかった。

お父さんはお母さんを何とか励まそうとしたけれど、「死んじゃったらどうするの」って大きな声で言われて、やっぱりお父さんも心配だったけど、君は強い子だからきっと大丈夫だと信じることにしたんだ。そして、夜通し名前を考えた――。



君の名前には「過去・現在・未来へと続く命のリレーを果たしたあなたは、家族の希望であり、人びとの希望」という願いが込められているよ。

後になって、この名前に間違いはなかったとわかったんだ。

お父さんは家にいることが少ないし、なかなか君と遊べなくてごめんね。本当はお父さんも寂しいよ。君が生まれる直前も、お父さんは「選挙」に出ることを決めて、北海道中を回っていたんだけど、君が急に生まれることになった。それからは仕事をしながら毎日病院に通って、お母さんとお母さんのお乳を運んでいたんだ。君に会えることはすごく嬉しかった。「今日も生きていてくれてありがとう」って、ケースの中の君にいつも感謝していたよ。

でも、お父さんも少しだけ大変だったかな。そんなお父さんの姿を見て、お父さんの仲間たちや、たくさんの人が励ましてくれたよ。君も、お母さんも大丈夫だと伝えると、涙を流して喜んでくれる人もいた。お父さんも、君も、一人じゃないし、君の存在がみんなの希望になっているとわかったんだ。他人のことなのに、自分のことのように考え、支え合うことができる社会って、とても素敵だと思ったよ。

それから、君を一日中、支えてくれたのはお医者さんや看護師さん。体調の変化を少しも見過ごさず、24時間、注意深く見守ってくれた。命の恩人だよ。

もちろん、君自身がものすごく頑張った。生まれてから何度も具合が悪くなったけど、君は決して生きることを諦めず、耐え抜いた。そして、ゆっくりとだけれども、体も大きくなって、3ヵ月と少ししてから退院することができたんだ。お母さんはとても嬉しくて、でもまだまだ心配で、目を真っ赤に腫らしていたよ。そんなことは何も気にしない様子で、君は初めて外の空気に触れた。一瞬、びっくりして目を開けたけれど、また目を閉じて、眠りについたね。



ところで、君がNICU(新生児集中治療室)の保育器の中にいたとき、お父さんの指を握ってくれたのは覚えていないよね。お父さんの親指の半分くらいしかない小さな手で、ぎゅっと握ってくれたんだよ。こんな小さな子にも力がある。ちゃんと生きようとしているんだって・・。



10年後、君が生きている日本はどんな社会になっているかな。お父さんは、君が、君らしく生きられる社会にしたいと思って、いま「選挙」をしているよ。

年頃の君は、これから自分と向き合うことが増えてくるかもしれないね。トンネルの中をさまようように、生きることについて自問自答することもあると思う。そんなとき、ひとつだけ、忘れないでほしい。それは、命はひとつしかないということ――。誰の命もかけがえのないものだし、誰とも替わることができないよ。もちろん、君自身も。そして、そのことを一番大切にしているのが、日本国憲法なんだ。



それから、もうひとつ覚えておいてね。ときどき君のことを叱るけれど、君はいくつになっても、お父さんとお母さんの大切な子どもだよ。

生まれてきてくれてありがとう。生きていてくれて、ありがとう。

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プロフィール

HN:
森つねと
年齢:
46
性別:
男性
誕生日:
1978/01/20
職業:
道政・政策委員長
自己紹介:
1978年 札幌市白石区生まれ
1990年 東川下小学校卒業
1993年 北都中学校卒業
1996年 北広島西高校卒業
2000年
北海道東海大学 国際文化学部卒業。白石区で共同学童保育所の指導員
2001年
日本共産党北海道委員会 青年・学生部
2010年 「しんぶん赤旗」記者
2012年
衆院道小選挙区3区候補者
2013年
参院道選挙区候補者
2015年
道議会白石区選挙区候補者
2016年
参院道選挙区候補者
2017年
衆院道小選挙区1区予定候補者(野党共闘のため立候補を辞退)
2019年
道議会中央区選挙区候補者
2023年
道議会中央区選挙区予定候補者

日本民主青年同盟道常任委員、原発問題全道連絡会理事を歴任。
 
家族:妻、子(7歳)

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