「道下大樹、道下大樹・・」
遠くから女性アナウンサーの声がかすかに聞こえました。何度も何度も「小選挙区は道下大樹へ」と訴えてきたので、すっかり聞き分けられるようになりました。
札幌駅付近で一昨日、道下大樹候補(衆議院北海道1区の野党統一候補)の選挙カーの音を聞きつけ、すぐに運転していた車を停車。
「頑張れ~!」と沿道から手を振ると、「この度のご支援、ありがとうございました」と候補本人が拡声器で返事をしてくれました。一瞬の出来事でしたが、清々しい気持ちになりました。
(写真はいずれも昨日行われた「戦争をさせない北海道委員会」主催の総がかり行動の様子)
北海道では10月5日、日本共産党、立憲民主党、社民党と市民の風・北海道の間で安保法制の廃止を含む政策協定と相互支援の選挙協定を結び、「本気の共闘」が実現。
私は共産党からの立候補を取り下げ、野党統一候補の道下さんを応援することにしました。これに危機感を持っているのが自民党です。
道1区では自民党の元職と野党統一候補で立憲民主党の道下さんとの一騎討ちの構図に。焦りを隠せない自民党候補は「立憲民主党は隠れ共産党」だと宣伝しています。
どこに隠れているというのか。ずっと私と道下さんは街頭から一緒に訴えてきたではないか。
そもそも、異なる政党が協力しているのは、安倍政治だけは許すことができないからです。憲法違反の安保法制を廃止し、立憲主義、民主主義を取り戻すためです。そんなイロハも理解せず、反共攻撃に躍起になる政党に政権を担う資格はありません。
野党と市民の共闘こそ、安倍政権を倒す一番の力です。
この共闘は最初から順調だったわけではありません。最大の試練が訪れます。民進党の希望の党への吸収・合併です。
道下さんが進路を模索していた9月30日。大通公園で「STOP安倍政治!中央区実行委員会」の街頭宣伝があり、この場で私は道下さんに呼びかけました。
「道下さん、魂を捨てたらだめだ。あなたが希望の党に行かないと断言するなら、多くの市民のみなさんがあなたを応援してくれるでしょう」
最大限のエールを送りました。道下さんはその後、志を貫いて立憲民主党へ。共闘は維持されることになりました。私たち政党の背中を押してくれたのは、市民のみなさんです。
そんなみなさんに心から呼びかけたいことがあります。比例は日本共産党に力を与えてください。
北海道の衆議院議員の定数は小選挙区と比例代表をあわせて20ありますが、共産党の議席は畠山和也の1議席、5%しかありません。しかし、たった1議席しかないけれども、道民のみなさんの切実な声を国会へ届け、野党と市民の共闘に貢献してきました。
道民のみなさんの宝の議席、共産党の議席を、みなさんの力で守ってください。私も最後の最後まで全力を尽くします。
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