民青同盟で活動する高校生を車で送迎していたときのこと。「今日は寒いね」と声をかけると、「家ではまだ暖房をつけていない。灯油が高いから」とつぶやきました。室内とはいえ、氷点下近い外気温で暖房を使えないのはつらい。思わずヒーターの風を強めました。
札幌の灯油価格(配達用)は、昨年同月比で23円も高い1㍑106円(10月現在)。2000年頃は40円代でしたから、2倍以上に跳ね上がりました。
こうした現状を緩和するのが「福祉灯油」制度です。高齢者や障害者、母子家庭など生活困窮世帯への生活支援策として1974年に北海道が導入した制度でしたが、98年度から各市町村に委ねられ、道が費用の一部を助成しています。
「福祉灯油」への助成を含む燃油高騰対策の強化を求めて15日、北海道経済産業局に対し、はたやま和也・前衆院議員、菊地よう子、佐野弘美両道議らと緊急要望を行いました。
私も道民の実情を伝え、「国としても『福祉灯油』の支援を」と要望。実際、2007年には特別交付税による国の支援が実現、札幌市などを除く道内176市町村が実施しています。
北国の生活に欠かせない灯油。命とくらしを守るために声を上げましょう。
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