「共謀罪」法案(「テロ等準備罪」法案)が閣議決定されました。テロ防止が目的ではなく、捜査機関の一存で犯罪の合意や準備行為を認定し、心の中を取り締まる「現代版・治安維持法」。明らかに違憲立法です。こんな劇薬を安倍政権に与えてはなりません。
昨朝、この問題で出勤・通学途中の市民のみなさんに訴えました。すると、慌ただしい時間にも関わらず、立ち止まって聞いてくれる働き盛りの男性がいました。
演説を終えて駆け寄ると、「質問があるのだけれど」と男性。「閣議決定されたものって、国会で覆すことはできるの?」。閣議決定を国会が覆すことはできません。
「そうか。そうすると最悪、安倍政権に代わる別の自民党政権に変える必要があるよね。でも・・」
「一番いいのは、野党がまとまって政権を担うこと。そうだよね?」
もちろんです!共謀罪にしても、集団的自衛権の行使容認にしても、その害悪を取り除くには閣議決定を撤回できる政権--立憲主義を尊重する政権への交代が必要です。
「いまネットで見たら白石区の出身なんだって?俺も白石区の〇〇中でさ・・」。短い時間ですっかり意気投合。「応援しているよ。頑張って」と爽やかに声をかけていただきました。
最近は街頭でこうした出会いが増えています。野党と市民の共同の力で政治を変えるー。希望ある流れが広がっています。
一昨日も「『共謀罪』を学ぶ南区集会」が行われ、会場いっぱいの230人が参加しました。
神保大地弁護士は、安倍政権に立ち向かう市民運動の広がりを紹介しながら「(共謀罪で)狙われるのは政党や組合ではなく、市民です」と指摘。
「共謀罪を運用するのは警察です」と切り出した元道警警察官の原田宏二さんは、自白偏重でえん罪事件を繰り返す警察の権限強化に警鐘を鳴らしました。
実行委員会には、戦争させない市民の風・北海道や戦争法を廃止する南区民の会、南区革新懇、地域の9条の会などとともに、日本共産党と民進党も参加。
集会後には真駒内駅前に移動し、私と道下大樹道議(民進党・衆院道1区予定候補)が2週連続でともに「共謀罪」法案の阻止を訴えました。岩崎道郎、三宅由美両市議(ともに民進党)もマイクを握り、共産党の千葉なおこさん(市議予定候補)も参加しました。
少し前なら考えられなかった光景です。一致点による運動の積み重ねが政党間や政党と市民の信頼関係を醸成し、一つひとつ壁を乗り越える力になっています。
立憲主義を踏みにじり、強権・独裁政治となった安倍政権を倒すために、乗り越えられない壁はないはずです。野党連合政権の実現へ、市民のみなさんと粘り強く取り組んでいきたいと思います。
[3回]
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