ご家族でお盆を過ごしている方が多いのではないでしょうか。亡くなった祖先に思いを馳せ、家族団らんの貴重な機会-。
そんなお盆が今年、不安のなかで迎えようとしています。北海道へのオスプレイ飛来の動きです。
10日から北海道大演習場、上富良野演習場、矢臼別演習場で始まった日米共同演習「ノーザン・ヴァイパー」に参加するためのもの。北海道大演習場は私の住む札幌市も含まれています。
開発・試作段階から墜落を繰り返しているオスプレイは今月5日にもオーストラリア沖で墜落したばかり。昨年12月には沖縄の名護市沖でも墜落しましたが、米側から日本には未だ調査報告書も出されていません。
小野寺五典防衛相は6日、いったんはオスプレイの飛行「自粛」を米側に要請しましたが、9日に米海兵隊が「安全」宣言をしたことを受けて防衛省は 11日、オスプレイの飛行再開を容認する見解を発表。「自粛」要請を取り下げました。
この問題で私は、畠山和也衆院議員、岩渕友参院議員らと先月28日、東京で防衛省に対し今回の日米共同訓練でのオスプレイ訓練・飛行を行わないことなどを要請しました。
「飛行を容認するのか」「飛行ルートは把握しているのか」との追及に対し、防衛省の担当者は「地元のみなさんの懸念を理解したうえで訓練の調整をしている」「飛行ルートはわからない」と答弁。
参加者から「主権国家と言えるのか」と厳しい声が上がりました。
訓練に参加する予定のオスプレイは、すでに拠点になる米軍三沢基地(青森県)に到着し、準備をしているといわれます。
今週は西区を中心に活動し、終日街頭からオスプレイの訓練中止を訴えましたが、市民のみなさんの不安も高まっていると感じました。
1300人の陸上自衛隊員とともに、2000人の海兵隊員が参加する今回の日米共同訓練自体、国内の同種訓練としては過去最大規模のもの。安保法制=戦争法の成立以降、日本全土が米軍の出撃・訓練の拠点になっています。
今回の訓練も戦争法の具体化のひとつです。オスプレイの飛行、日米共同訓練の中止を強く求めるとともに、国民の命と安全よりもアメリカの海外戦略を優先する戦争法はやはり廃止しなければなりません。
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