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もりもりジャーナル

日本共産党道政・政策委員長の 森つねと です。 私は「しんぶん赤旗」の記者として全道を駆け回り、懸命に生きる道民のみなさんの声を聞いてきました。 その頑張りを踏みにじる政治に、悔しさと怒りが込み上げます。 私、森つねとは、あなたの願いをまっすぐ道政に届けるために全力を尽くします。戦争する国づくりを許さない!泊原発を再稼働するな!

   

町政史上初の日本共産党議員が誕生!――国民と歩む党をさらに大きく

嬉しいニュースが飛び込んできました。

一昨日の夜、道南の知内(しりうち)町で町政史上初めてとなる日本共産党町議が誕生しました!

当選したのは花井やす子さん(72)。定数10に対し立候補者も10で同数だったため、無投票での当選です。

同町で育った花井さんは、旧樺太出身。終戦後の混乱の中、家族で知内町に引き揚げた花井さんは、子どもの頃から父親と同じ職場で働き家族を支えます。高校卒業後、道職員となり、結婚を機に登別へ。99年から登別市議を2期務めました。私が初めて国政に挑戦した2012年の総選挙でも、道9区から立候補しています。そんな花井さんは一昨年、母親の介護のために帰郷。そこで町議候補として白羽の矢が立ちました。



「大館のやす子ちゃんでないかい」。大館は花井さんの旧姓です。子どもの頃の花井さんを知る人も少なくなく、帰郷してすぐ町民の中にとけ込みます。町内会の副会長や子どもの放課後を支える指導員を依頼され、ボランティア精神に満ちた花井さんは、ひとつ返事で引き受けました。そこで「子育てしやすい町にしたい」「国保税が高すぎる」と様々な願いを聞いていた花井さん。悩んだ末、「この町のために、自分にできることがあれば」と立候補を決意しました。立候補表明後、最愛の母親が他界するという悲しい出来事を乗り越えての当選です。

実は今月上旬、私はいわぶち友さん(参院比例予定候補)と応援に入っていました。お話し好きの花井さん。いるだけで雰囲気がぱっと明るくなります。

街頭宣伝を始める前、多少の不安がありました。それは、共産党に対する偏見が強い町だと聞いていたからです。「誰も話しを聞いてくれないかもしれないよ」とも言われていました。ところが、実際に街頭から訴えてみると、ゆく先々で町民が激励してくれたのです。これには驚きました。

小谷石という集落を訪れたときのこと。海と崖の間の狭い土地に肩を寄せ合うように住宅が並んでいる地域です。ここで訴えを始めると、次々とお年寄りが家から出てきて話を聞いてくれました。

「こんな格好で恥ずかしいよ」とはにかむ、おばあちゃんの姿も。「共産党にお世話になったから」と、家から出てきてくれた理由を話してくれました。


(↑ 大野幸孝町長【左】と懇談する【右へ】花井さん、いわぶちさん、私)

小谷石では1973年、大雨による土砂災害に見舞われ、犠牲者も出ます。このとき、山をつたって現地に入り、復旧救援活動にあたったのが日本共産党の旧道南地区委員会でした。当時、このおばあちゃんの家も流失。失意のなか助けてくれた共産党のことを今でも覚えていてくれたのです。

一緒に宣伝に参加していた人が「共産党に抵抗ないのかい」と尋ねると、「全然ないよ」との返事。宣伝カーが見えなくなるまで見送ってくれました。

私利私欲なく町民のために働き、町民と歩む日本共産党への信頼が、花井やす子さんの当選につながりました。いま、戦争法廃止、立憲主義を取り戻そうと野党共闘をすすめる日本共産党に対し、さびついた反共攻撃を展開している諸政党があります。いつの時代も反共攻撃は、国民の分断をはかるもの。しかし、人生をかけた国民のたたかいを、幼稚な反共攻撃で乗り切れると思ったら大間違いです。国民とともに歩む日本共産党をさらに大きくしていただき、ご一緒に歴史の歯車を前へ進めましょう!

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国民の勝利へ!「野党共闘」をさらに前へ

安保法制=戦争法廃止、安倍政権打倒のための5野党合意に心が震えています。「反ファシズム統一戦線」ともいえるもので、独裁政治から日本を救う希望の光が見えてきました。

「野党合意」を受けてさっそく、札幌・日高・苫小牧でのキャラバンへ。いわぶち友さん(参院比例予定候補)も一緒です。多くの有権者のみなさんと語り合いましたが、その反響は予想を超えるものでした。

「安倍はだめだ」「共産党が一番だよ」―。街頭から訴えると、忙しい朝の時間帯にも関わらず次々声がかかります。



札幌駅前で訴えを終えると、演説を聞いていた70代の男性が声をかけてくれました。

「今度は共産党に入れる。初めてだよ」

共産党は「大嫌いだった」という男性。しかし、この間の国会論戦と「野党合意」をめぐる対応で評価が一変します。

「志位委員長はよく決断してくれた。安倍政権を倒さないといけない。共産党が一番まともだけど1党では勝てない。だから、1人区で協力するというのは大きいよ」



男性は居酒屋で自分の思いを友人に語り、喧々諤々(けんけんがくがく)の議論の末、その場にいた12人全員が日本共産党支持を決めたそうです。感動のあまり手を差し出すと、「共産党と握手するのも初めてだ」と笑いました。

国民みんなで手をつなぎ、安倍政権を必ず倒したい。野党共闘を前へすすめ、国民連合政府をつくるために、日本共産党を伸ばしてください。

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『道民の足』を担う自覚はあるか

JR北海道の事故が後を絶ちません。昨年12月27日の早朝、旭川市に隣接する鷹栖町のJR函館線・嵐山トンネル内で火災が発生。鎮火まで約7時間を要しました。この問題で先月、畠山和也衆院議員、真下紀子道議とともに現地調査に入りました。

氷点下20度近くまで冷え込んだこの日、トンネル脇を流れる石狩川には川霧が発生していました。事故当時も寒空のもと、代行バスを待つ利用客の長蛇の列ができたといいます。

現場に近づくと、トンネル入口の上部に黒いススの跡がくっきりと残り、事故の大きさを物語っていました。もし火災が日中の営業時間に発生していたら…と考えると、ぞっとします。



JR北海道の担当者によると、事故原因は調査中としながらも、電車に電力を供給する架線とつららが接触し、トンネル内壁に貼られているポリエチレン製断熱防水板に漏電した可能性に言及しました。

新幹線のトンネルには建設時に防水工事が施されていますが、旧来のトンネルでは安価で燃えやすい断熱防水板を後付けしているのが現状です。一方、全道176の同社のトンネルで、火災を想定した訓練が進んでいないことも明らかになりました。

JRの担当者は説明のなかで、事業範囲の「『選択と集中』が必要」だと述べました。「選択」というのなら、道民の足と安全を選んでほしい。新幹線の延伸を優先し、地方路線を切り捨てるなら本末転倒です。

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安倍政権を変える決意あらたに――高橋知事とお会いして

昨日、高橋はるみ知事とお会いしました。日本共産党道委員会・道議団として、来年度の北海道の予算・補正予算について要望するためのもので、青山慶二道委員長、真下紀子、菊地葉子両道議、松橋千春(苫小牧)、本間勝美(函館)、佐々木とし子(帯広)の各氏が同席しました(佐野弘美、宮川潤両道議は道外視察のため欠席)。昨年の道議選で道議が1人から4人に躍進して初めての予算要望です。

要望した柱は、①子どもの貧困対策と子育て・教育、地域医療と介護・福祉の充実、②良質で安定した雇用環境の充実、③TPP(環太平洋連携協定)締結に反対し、持続可能な産業・経済構造へ、④どこにいても安心して暮らせる地方交通と公共物の整備、地域の再生、⑤原発に依存せず再生可能エネルギーの飛躍的導入をはかり、温室効果ガスも放射能も排出しないエネルギー基地北海道へ――の5点です。



この日、各党から予算要望を受けた高橋知事は少し疲れた様子で、原稿に目を落としながら淡々と回答されました。

子育て支援については「提案された内容も含めて、対策をしっかり出していくよう検討している」と前向きな答弁で、嬉しく思いました。一方、戦争法について、「地方の立場で触れることはなかなか難しい」「(日本周辺の)環境が変化している」と、事実上容認の答弁。泊原発の再稼働については、規制委員会の判断にゆだねる姿勢で、「あってはならない万一の準備をやりながら、道議会の意見を聞いて再稼働する、しないの判断をしたい」と、再稼働を否定しませんでした。これらは絶対に、見過ごすわけにはいきません。

限られた時間でしたが、せっかくの機会ですので私も発言しました。要望したのはTPP反対の知事の態度表明です。

高橋知事はTPPについて「どう対応するか、JAや道内の農業団体、道議会のみなさんと議論を深めていきたい」と回答しました。これに対し私は、この間、道内各地でJA組合長や自治体首長らと懇談してきた内容を紹介しながら、多くの農民の思いはTPP参加に反対で、「大筋合意」に強い憤りと悔しさを感じていると指摘。コメ・麦、食肉などの重要5項目の関税撤廃を例外とするよう求めたTPPの「国会決議」にも明らかに違反していると述べ、食料自給率向上に重点を置いた農政への転換を求めました。

2012年4月、TPP反対の道民集会で高橋知事は、「TPP阻止でたたかう。みなさんと同志だ」と述べています。知事と政治的立場は違うけれども、「よく言ってくれた」と心を動かされました。このことに触れると、知事は当時を思い起こそうとしたのか一瞬、顔を上げました。「知事の一言が道民を励まします。いまこそ『TPPは反対』だとメッセージを発してください」と求めました。残念ながら、これに対する回答はありませんでした。

高橋知事の姿勢は、TPP参加へ前のめりの安倍政権と軌を一にするものです。知事には「オール北海道」でTPP反対運動に取り組んできた初心に立ち返ってほしいと思うと同時に、暴走する安倍政権そのものを変えていかなければと、あらためて決意しました。

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アイヌの誇り

アイヌの新年を迎える儀式――アシリパノミに先日、参加してきました。札幌アイヌ協会の主催。札幌の奥座敷・定山渓温泉に近い南区小金湯にある「サッポロピリカコタン」が会場で、初めての参加です。会場のチセ(家)では、伝統衣装をまとったアイヌたちがいろり(アペオイ)を囲んで車座になり、私も輪のなかに入らせてもらいました。



あらゆるものに魂が宿ると考えるアイヌの人たちは、自然の恵みに対する感謝と祈りを欠かしません。儀式では、火の神(アペフチカムイ)が人間界と神々の世界を結ぶ窓口になり、人間が捧げる祈り詞や神酒(トノト)、供物(ハル)を、それぞれの神に届けます。屋外の礼拝所にはクマの神(キムンカムイ)など14の神が祭られていました(年ごとに若干異なるようです)。祭司からは、エサとなる木の実の不作が続いていることから、クマを憂慮する祈りを捧げたとの説明も。先祖に対する供養も行われました。厳粛な雰囲気のなか、約1時間半の儀式は滞りなく終了、貴重な体験をさせてもらいました。



北海道の調査(2013年)で、道内には少なくとも16,000人を超えるアイヌが暮らしています。しかし、社会的、経済的に恵まれない環境におかれているアイヌが多く、低い進学率や所得、低水準の年金などの問題は解決されていません。大学進学率では全体に比べて17.2ポイントも低くなっています。



もともと、独自の言語や文化、宗教を持ち、コタン(集落)を中心に生活していたアイヌ。明治政府は、生活の場としていた山野を全面的に収奪し、アイヌコタンが持っていたサケの漁業権など諸権利を奪ったうえ、強制的に同化政策を行いました。偏見と差別の温床になった「北海道旧土人保護法」(1899年)が廃止されたのはごく最近、1997年のことです。



日本政府も賛成して採択された『先住民族の権利に関する国際連合宣言』(2007年)を受け、2008年には衆参両院の本会議で『アイヌ民族を先住民族とすることを求める決議』が採択されています。国が主導し、2020年の一般公開にむけて民族共生の象徴となる空間(象徴空間)づくりも白老町で進められています。こうした取り組みは、アイヌ文化を継承していていく役割を担いうるものですが、肝心のアイヌの暮らしは見えてきません。そこには民族の権利回復が置き去りにされている問題があると思います。

日本政府は、アイヌは先住民であると認めつつも、国連の『宣言』で規定されている先住民とは認めない立場です。『宣言』では先住民の個人の権利とともに、集団としての権利を規定していますが、後者については認めていないからです。福祉対策や文化振興にとどまらず、『宣言』に基づき、民族としての権利を全面的に回復することが必要です。



アシリパノミの後の新年会では、若いアイヌも参加して古式舞踏が披露されました。真剣なまなざしに、アイヌ民族の一員としての誇りを感じるとともに、少数者に対する私たち国民の姿勢も問われていると感じました。

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プロフィール

HN:
森つねと
年齢:
47
性別:
男性
誕生日:
1978/01/20
職業:
道政・政策委員長
自己紹介:
1978年 札幌市白石区生まれ
1990年 東川下小学校卒業
1993年 北都中学校卒業
1996年 北広島西高校卒業
2000年
北海道東海大学 国際文化学部卒業。白石区で共同学童保育所の指導員
2001年
日本共産党北海道委員会 青年・学生部
2010年 「しんぶん赤旗」記者
2012年
衆院道小選挙区3区候補者
2013年
参院道選挙区候補者
2015年
道議会白石区選挙区候補者
2016年
参院道選挙区候補者
2017年
衆院道小選挙区1区予定候補者(野党共闘のため立候補を辞退)
2019年
道議会中央区選挙区候補者
2023年
道議会中央区選挙区予定候補者

日本民主青年同盟道常任委員、原発問題全道連絡会理事を歴任。
 
家族:妻、子(7歳)

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