いわぶち友さん(参院比例予定候補)と札幌市内で女性のつどいに参加したときのことです。若いシングルマザーの発言に会場が静まりました。
家計を助けるために高校時代から働いてきたというこの女性は、子どもを授かりますが、事情から1人で育てる決意をします。派遣会社に登録し、「日中・土日休み」の条件で仕事の紹介を待つものの、条件が合わず連絡はほとんどありませんでした。
やむを得ず、平日以外の勤務もある仕事を選択。しかも、保育園が開園する朝7時に子どもを預けて、ぎりぎり出勤時間に間に合う早朝からの勤務です。
(写真と本文は関係ありません)
娘さんと触れ合うことができるのは朝、晩の限られた時間だけ。さらに、保育園が休みのとき、小さな娘さんを一人にするわけにはいかず、実母に預けて働きに出ますが、そのたびに「娘のことを考えていない」と責められ、けんかに…。
そんな母親の心情を察した娘さんは、「母ちゃん、仕事しないと生きていけないものね」と言って、けなげに見送ってくれるそうです。
何より不安なのは、短期雇用でつなぐ先行きの見えない生活です。「もっと働きやすく、子育てしやすい社会になってほしい」。震える声で訴えた母親の目からは、悔し涙が流れていました。
女性や子どもが生きづらい社会に未来はありません。母親の涙を目に焼き付けて、政治の転換を訴えていきます。
[5回]
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