日本共産党道政・政策委員長の 森つねと です。 私は「しんぶん赤旗」の記者として全道を駆け回り、懸命に生きる道民のみなさんの声を聞いてきました。 その頑張りを踏みにじる政治に、悔しさと怒りが込み上げます。 私、森つねとは、あなたの願いをまっすぐ道政に届けるために全力を尽くします。戦争する国づくりを許さない!泊原発を再稼働するな!
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昨日、参院選の比例予定候補【第2次】として、木村賢治さん(62)が立候補を表明しました
木村さんは、元高校の教頭先生。熱い人なんです
さっそく、一緒に宣伝をしようと事務所で準備をしていたところ、一本の電話が入りました。
「矢臼別の演習で、演習場外に着弾したようだ」
電話の主は、共産党の石川明美・釧路市議。
矢臼別の演習とは、在沖縄海兵隊による「沖縄県道104号線越え実弾射撃訓練の分散・実施」のことで、10日から始まったばかりでした。
着弾したのは、今日の午前9時38分頃とのこと。
「(演習場境界線から)500㍍ほど場外の国有地に着弾したようだ」
「演習はストップしている。警察も入っているし、マスコミもたくさんいる」
現地では、海兵隊移転反対別海町連絡会が監視本部を立ち上げ、常駐しています。
石川さんは、この現地監視本部からの連絡を受けて、事務所に連絡をくれたのでした。
場外に500㍍。
ちょっと外れたという距離ではありません。何より、もしそこに人がいたとすれば・・
人的被害がなかったのは、不幸中の幸いというよりほかありません。
夕方宣伝は中止。道議団と連絡をとり、緊急に高橋はるみ知事に申し入れを行うことにしました。
応対されたのは、危機管理監の加藤聡さん。
私、木村予定候補、真下道議の3人で、米軍と道防衛局に対し、事実確認・原因究明を求め、抗議すること、訓練をただちに中止するよう求めること、を要請しました。
(↑ 【左から】木村さん、私、真下さん、加藤さん)
加藤さんは、「看過できない」「防衛局に申し入れを行いたい」と回答しました。
砲弾は、155㍉榴弾砲で、東から西へ向かって撃たれたこともわかりました。
「過去に場外に着弾したことはあるか」との質問には、「はじめてだと思う」とのべました。
これまでも、矢臼別演習場での同訓練で、防衛局の発表でも2010年5月と6月に5回、火災を発生させています。
住民の不安は大きい
だから、先月の23日には、安保破棄道実行委員会と米海兵隊矢臼別演習場移転訓練反対釧根連絡会が、実弾射撃訓練の中止することを求めていました。
私は「しんぶん赤旗」の記者をしていたとき、実際の訓練を至近距離で取材しました
米軍から支給された耳栓をしても響く轟音。大地が揺れるんです。
そのとき、なぜか、涙が出てきました・・。
当初、訓練の内容は「沖縄と同質・同量」といわれましたが、猛毒の白リン弾を使用したり、夜間の実弾射撃訓練も行われるなど、内容も規模も年々増強しています
道への申し入れを終えて、事務所に戻ると、東京の紙室から一報が。
着弾地点は、なんと、本来の着弾地点から約5㌔も離れていたというのです!
(↑ 紙智子参院議員が入手した資料。着弾地点は国道272号線にも近い・・)
北海道での申し入れと並行して、防衛省に抗議をしていた紙議員。
この抗議のなかで、明らかにされました。
なぜ、これほどまで着弾地点がずれたのか、原因究明が急がれます。
住民の安全よりも優先される実弾射撃訓練は、中止するしかありません
米軍「基地国家」日本。
沖縄の痛みは、北海道の痛みです。「痛み」は分散させるのではなく、なくさなければ。
元凶となっている日米安保条約は破棄し、対等・平等・友好の日米関係をつくりましょう