『272102』
参院選で「森つねと」と書いて投票してくれた北海道の有権者のみなさんです。
「ずいぶんテレビに出てましたね。大変だったでしょ~う。私、森さんに入れましたよ」
行きつけの店に行くと、女性の店主が声をかけてくれました。以前あいさつをしていました。
「これまでは、選挙といっても、ふぅーんって感じだったけど、身近に感じました」
こういう一人ひとりの有権者のみなさんの投票が積み重なって、膨大な票となりました。
遠くの畑から、真っ黒い両腕を振って声援を寄せていただいた農家のお父さん。
信号待ちの森つねとカーに駆け寄り、「TPPと原発は絶対だめ」と私の手を握った、ガソリンスタンドの若い従業員。
「憲法を変えるのはいかん。これまでは自民党だったけど、今回は共産党だ」と訴えられた年配の男性。
札幌から小樽まで追っかけていただいた方。
握ると壊れそうだけど、暮らしを支えてきた節のある女性の手、労働者のゴツゴツした手、作業中に落としたかもしれない指のない漁師の手…。
一つひとつの出来事や手の感触が昨日のことのように思い出されます。
私が選挙前に直接お会いした人々は1万人ほど。
「森つねと」と書いていただいた方の多くは、私と会ったことはないけれど、私を信じて、私に期待を込めて投票されました。そのことを考えると、胸がつまります。
私にいただいた272102票という数は、過去2回の約20万票から7万票以上増やすことができました。
おそらく、はじめて共産党の候補に投票したという有権者も相当いらっしゃったと思います。
それだけに、当選できなかったことを、悔しく思います。
「共産党がのびたことは嬉しいけど、森さんが当選しなかったから、祝い酒は飲まない」と言ってくれた方もいました。
定数2の選挙で勝利することは並大抵のことではありません。
しかし、どんなに難しい選挙でも、勝って有権者から託された思いを国会に届け、その実現のために尽力したいとたたかうのが候補者です。
私にとっては、昨年末の総選挙で札幌の小選挙区3区から立候補して以来、二度目の選挙でした。
昨年の総選挙の直後も相当落ち込みました。
しかし、今年は早く気持ちを切り替えることができました。
ひとつは、たくさんの激励です。
「つぎがある。大丈夫」「押し上げてやれなくて申し訳なかった。今度は俺ももっと頑張るから」
朝から晩まで、日本共産党と森つねとを押し上げるために奮闘された後援会員、党員のみなさんが私を励ましてくれています。
このフェイスブックやツイッター、ブログでもたくさんの激励をいただきました。
ほぼ無名の新人である森つねとが27万人もの人たちから支持されたのは、ひとえに、支持者、後援会員、党員のみなさんのおかげです。
そのことにまず、感謝をしたいと思いました。
もうひとつは、党が一丸となってたたかっているということです。
私は今回、国会に行くことはできませんでしたが、日本共産党は、改選3議席を8議席に大きくのばし、非改選とあわせて11議席となりました。
これにより、質問時間が増えるほか、議院運営委員会の委員を出せるようになり、さらに党首討論への参加、予算をともなわない議案提案権も得ました。
みんなの力で得た議席で、参院の共産党はパワーアップします。
この議員団と連携して、みなさんの声を届ける役割を果たしていきます。
三つ目は、たたかいはこれから、ということ。
TPP参加や原発の再稼働、消費税増税、憲法改悪、雇用を破壊する「アベノミクス」など、国民の願いにそむく政治と立ち向かい、それに替わる対案を示す党の役割は、ますます重要になります。
政策力を磨きながら、国民のみなさんとの運動をますます広げていきたいと思います。
昨年の総選挙でたたかった直後に、参院選の選挙区候補として名乗りをあげました。
100㍍走を2回続けて走ったような1年間でした。
いまはひたすら、各地に出向いてあいさつ回りの日々です。
いまは函館に向かう途中で、まもなく到着します。
「体、大丈夫?」とお遣いもいただき、ありがたい限りですが、いまは一人でも多くのみなさんに感謝の気持ちを伝えたい。
心と体のチューニングは、走りながら調整していきたいと思います。
日本共産党に入党して17年。
いつもそうやって、前へ前へと走り続けてきました。
「国民の苦難あるところ、日本共産党あり」
国民のみなさんとともに政治を前へ動かすために、これからも、日本共産党の森つねとは力を尽くします。
[1回]
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