大学卒業後、白石区内の学童保育所で指導員をしていたことがあります。「ただいま!」「お帰り!」と迎える学童は、子どもたちの「居場所」です。
あるとき、帰りが遅い1年生の女の子を迎えに小学校へ。教室で居残り勉強をしていました。夕日が差し込む教室で、小さい体がもっと小さく見えました。
施設に戻り、「疲れたでしょう」と声をかけると、諦めたように「私ね、頭悪いんだ」といって頭を押さえるのです。差別・選別の競争教育で自己肯定感を失う子どもたち―。その影響は、就学前の子どもにも及ぼうとしています。
先日、伊藤りち子市議とともに、保育園長や保育士らと懇談しました。来月から始まる「子ども・子育て支援新制度」への不安が続出しました。
「(新制度では)子どもの姿が見えない。20年後、30年後が心配です」
新制度では、営利企業を含め様々な事業者が参入し、競争し合うようになります。懇談では「オプション保育」が話題に。英語や体操など「目玉商品」を出せるようになるといいます。保育に格差が生まれ、一緒に遊び、生活するなかで人格形成するという保育の原則が揺らぎます。
いま必要なのは、行政が保育実践に学び、賃上げ等環境を整備することです。
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