寒い日が続いています。
先週の金曜日は「この冬一番の寒さ」という日でしたが、道庁前では今年1回目の反原発抗議行動が行われ、 100人以上が参加しました。
マイクを握ったある男性は「今日は立たないでおこうと思った」と前置きし、続けました。
「3・11以降、声を上げずにはいられない。(原発事故の)被災者を忘れることはできない」
さまざまな葛藤を乗り越えて、立ち続ける。おかしなことに黙っている人生には戻れない――。胸が熱くなりました。
私もマイクを握りました。
はじめに強調したのは、今年1回目の行動を、「稼働原発ゼロ」で迎えられたということです。
安倍政権は原発を「重要なベース電源」だとして、将来にわたって原発を維持・推進する「エネルギー基本計画」を閣議決定しようとしています。原発の再稼働は、安倍政権が誕生したときから、一貫した方針です。
この動きに歯止めをかけてきたのは、まぎれもなく私たち国民の世論と運動の成果です。
抗議行動は4年目に入りました。
私は1回目のときから参加してきましたが、ここまで続くことは想像できませんでした。
最近ふと思うことがあります。
確かに、この行動が続いているということは、再稼働の危険があるということです。
しかし、暗い側面だけでなく、この行動自体に大きな意味があるのではないか、と。
ごく一部の者の利益のために、国民、そして子どもたちの命を危険にさらす、原発推進勢力。
それに対して、金も権力も持たない国民が力をあわせて抵抗し、原発にかわる新しいエネルギーを探求する――この運動自体が、日本に民主主義を根付かせ、国の形を変える歴史的なたたかいだと思います。
たたかいの途中には、もしかするとがっかりするような出来事もあるかもしれません。しかし、決してあきらめる必要はありません。
原発再稼働反対のたたかいこそ、日本と世界の未来を代表している――。このことに確信をもって、今年もみなさんとともに、たたかっていきたいと思います。
(1月13日付けフェイスブックより)
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