燃油高騰の問題では、道漁業協同組合連合会、道ハイヤー協会も訪れ、実情をお聞きしました
「非常に厳しいですよ」
開口一番、漁業者の思いをこう代弁したのは、道漁連の佐藤芳一・購買部長代理です。
漁業
に燃油は欠かせません。
かつて、30~40円だったA重油の価格は、いまや約90円と2~3倍。
「漁業コストに占める燃油代の割合が高い」と佐藤さんの表情が曇ります。
燃費向上のために、
改良タイプの船外機(エンジンを含む船の推進ユニット)を導入したり、
船の速度を下げたりと試行錯誤していますが、
「限界に近付きつつあります」。
結局、人を雇うのを減らしたり、漁具資材や船の更新を控えるなど
設備投資を抑えることで対応しているとのことでしたが、
「事故につながらなければ」と、佐藤さんは安全操業への懸念を口にされました。
燃油高騰の影響を直撃しているのは、
主にLNG(液化天然ガス)を使用するハイヤー業界
も同じです。
道ハイヤー協会の照井幸一専務理事は、
「1円上がっても大変です」
「『これ以上上がると、やっていけない』との声が業界内からも上がっている」
と厳しい実態が次々語られました。
(業界の厳しい実態を語る照井専務〈右〉)
「タクシーがない市町村が出てくると、地域の足にも影響が出てきます」
漁業の問題にしても、タクシーの問題にしても、
最後に困るのは、消費者・利用者である私たちです。
「あとは、やっぱり(困るのは)消費税(の増税)だよね・・」
ずしん、ときました
[3回]
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