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もりもりジャーナル

日本共産党道政・政策委員長の 森つねと です。 私は「しんぶん赤旗」の記者として全道を駆け回り、懸命に生きる道民のみなさんの声を聞いてきました。 その頑張りを踏みにじる政治に、悔しさと怒りが込み上げます。 私、森つねとは、あなたの願いをまっすぐ道政に届けるために全力を尽くします。戦争する国づくりを許さない!泊原発を再稼働するな!

   

納沙布岬から日本の主権を考える

「しんぶん赤旗」の記者をしていたとき、根室港で競りの取材をしたことがありました。

漁港周辺も歩き、漁師の方からお話を伺うと、「『ビザなし渡航』のことを知っているか」と、
厳しい表情で私に聞いてきました。この男性は歯舞群島出身で、自分の故郷に帰ることができない一方、「北方領土」に住むロシア人がビザなし渡航で来日し、観光をしていることに、いら立っていたのです。
根室での千島問題の重みを肌で感じました

先日、この根室を久しぶりに訪れました。
初めて根室入りした小池晃副委員長と、納沙布岬から歯舞群島を望みます。
一番近い貝殻島までの距離は、わずか3・7㌔。灯台の形もはっきりと見えました。
近くでは、ロシアの漁船が悠々と漁をしていました。

(↑ 小池副委員長と領土を視察。近くて遠い貝殻島)

元島民の方からもお話を聞きました。
旧ソ連兵が自宅に侵入・略奪し、島を追われた悲しさ、戦後67年間、粘り強く返還運動を続けてきた歴史を語り、「国民一人ひとりの問題です」と訴えられました


(↑ 故郷への思いを語る千島連盟の元島民。ロシアとの友好関係も大切にしている) 

千島問題を考える党主催のシンポにも参加。
副市長と、元島民らの千島連盟、漁協、経済界のみなさんが一堂に会しました。
小池副委員長は「道理と国際法に基づくロシアとの交渉が必要」だと力説しました


(↑ 根室では領土問題ぬきに地域経済を語ることはできません)

政府は、サンフランシスコ条約が発効した4月28日を「主権回復の日」として、式典を開催するといいます。千島問題の現状を見て、本当に「主権回復」と言えるのか、と問いたい。

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たくさんの宝物を見つけた党学校

9日から伊豆学習会館(静岡県熱海市)で行われていた
党の将来の担い手となる若い機関幹部の「特別党学校」(第3期)に参加しました
10日間の長丁場でしたが、毎日が充実し、終わってみればあっという間でした。

出発した日、札幌近郊は暴風雪でした
交通機関のダイアが大きく乱れ、やっとの思いで到着しましたが、
現地では桜が咲き、初夏の様相。
日本の広さを実感しました。

全国から集まったのは、25才から45才までの若手幹部69人です。
国政候補の経験者が多く、自分と同じように悩みながら活動している仲間で、
すぐに打ち解け合いました


(一人ひとりの成長を大事にした班の仲間。みんな、本当にありがとう)

講義は、党史、選挙方針、政策、党建設、綱領の5課目。
あとから振り返られるように、必死にメモをとりました

「綱領」の講師は不破哲三社会科学研究所長です。
不破さんは「国民の闘争でまとまった(社会の)ルールを勝ち取った歴史のない日本で、
『ルールなき資本主義』『異常な対米従属』を解決すれば、日本は一新するし、
『革命』に価する。(国民は)社会を変える自分の意識を持つことは間違いない」
と熱く訴えました。


(快く撮影に応じてくれた不破さん。生き方そのものに学ばされます)

10日もの間、選挙区を空けてしまいましたが、送り出していだいた全党のみなさんに感謝し、
学んだことを候補者活動に生かすことで、お返ししたいと思います

これからの党と日本を担うひとりであることを自覚し、参院選勝利めざして頑張ります

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あまりにひどい嘘だ

安倍首相は現地時間で2月22日、オバマ大統領と会談を行い、TPP(環太平洋連携協定)の
交渉参加にむけて、大きく踏み出しました

その理由として安倍首相は、
「聖域なき関税撤廃が前提でないことが明確になった」
と誇らしげに語りました。

私は当日、朝7時ころ、衛星中継での記者会見を見ていましたが、
「それはありえないことだ」
と、すぐに思いました。

なぜならTPPは、関税と非関税障壁の撤廃が大原則で、
それを日米の首脳だけで勝手に変えることはできないからです。

会談後に発表された日米共同声明をあらためて読んでみて、
さらに驚きました



「全ての物品が交渉の対象とされる」と、ちゃんと「例外」などないと明記されてるんです

そして、「『TPPの輪郭(アウトライン)』において示された包括的で高い水準の協定を
達成していく」と書かれています。

この「アウトライン」とは、TPPは関税と非関税障壁の撤廃が原則だと明記したものです。

外務省は「高い水準の協定」の意味について、
これまで日本が関税を撤廃したことのない米や麦、乳製品などの
「940品目について関税撤廃を求められる」と述べています。

どこをどう見ても、この声明文から
「聖域なき関税撤廃が前提でないことが明確になった」
とは言えません。

安倍首相、あなた、大ウソつきです

「ウソつきは泥棒の始まり」とは、まさにこのこと。
TPP参加によってアメリカに奪われるのは、日本の経済主権です。

実際、日本共産党の塩川鉄也衆院議員が、
「重要品目を(TPP交渉の)入り口で(関税撤廃から)除外する担保はあるのか」
と安倍首相を追及したところ、

安倍首相は、
「入り口で除外する担保は共同声明の中にはない」
と認めました


(ただちに街頭宣伝。「TPP参加で食料自給率が13%に下がれば、国民の命を守れるのか」)

JA北海道中央会や北海道医師会も訪れ、
「TPP交渉参加阻止」の一点での共同を呼びかけました

道医師会の担当者は、
「非常に危機感を持っています」と懸念を表明。

JAの担当者は、
「どこをどう見れば、『聖域なき関税撤廃が前提でないことが明確になった』と言えるのか」
と首をかしげ、
「TPPは、農業だけの問題ではありません」
「自民党が総選挙でTPPについて公約した6項目のうち、5項目については何の保証もない」
と怒りをあらわにされました。


(自民党のTPP公約)

自民党は先の総選挙で、関税撤廃の問題だけでなく、
「食の安全安心の基準を守る」
「国民皆保険制度を守る」
など、交渉参加にあたって守るべき6項目を国民に公約していました。

しかし、それについては、
「首脳会談で(1項目だけでなく)5項目についても話した」(安倍首相)
という程度にすぎないのです。

まさに、「アメリカいいなり」政治の極みです

TPP問題は、「がんばって反対運動をしたけれど、だめだった~」
では済まされない、大問題です。

TPPへの参加は、日本が経済主権を放棄し、農業や食の安全、医療、経済など、
国民生活と産業を根こそぎ破壊するもので、
「百害あって一利なし」です。

TPP参加が、どれほど国民に犠牲を強いるものかを、広く伝えながら、
断固、交渉参加させないために、力を尽くします。

みなさんも、抗議の声をあげてください

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暮らしの実感から政治を見ると・・

札幌の東区で20日、終日行動しました
共産党の金倉昌俊地区委員長、昨年の総選挙の2区候補・太田秀子さんらが同行してくれました。

午前中は灯油・燃油問題でクリーニング店を飛び込みで訪問。
政府、石油連盟への要請行動の内容も伝えながら、実態をお聞きしました



あるお店では、
「(燃油の高騰は)厳しいよね。ハンガーをリサイクルしたり、ワイシャツの包装を安価なものに
変えたりしているけど・・・。価格に転嫁するわけにはいかないからね」
と、声を落として話されました

別のお店でも「焚かないわけにはいかないからね~」
と、燃油高騰に困惑した様子。

このお店は40年にわたって営業してきましたが、高齢になり廃業するとのことでした

10分程度の立ち話でしたが、燃油問題だけにとどまらず、
「日本が戦争するんでないかと心配」と、自民党の戦争する国づくりのこと、
廃業後の住居のこと、少ない年金のことなど多岐に及びました。

やっぱり、暮らしのことを考えると、おのずと政治に目がいくわけですよね

4軒のお店を回り、札幌クリーニング協同組合、農協にも資料をお届けしました。

午前中の最後に地域支部のみなさんと街頭宣伝灯油署名を集めました。


(この日も寒かった・・)

午後は太田さんらと一緒に、3カ所でつどいを行ったほか、あいさつ回りと宣伝第2弾です。

エネルギッシュで行動派の太田さん。
「まだ、時間ある。○○に行ってみよう」
という感じで次々案内してくれました

少人数のつどいは、一人ひとりの暮らしの様子がわかり、政治や党に対する疑問も出されるので、
活動するうえでのヒントがたくさんあります



ある男性はこう疑問をぶつけました。

「インフレだというけれど、本当に物価は下がっているのか?生活の実感からすると、
むしろ上がっているのではないか?」

まったくです。実際に、灯油や燃油は上がっているわけですから。野菜なんかも高いよね・・

同日、大門実紀史参院議員はこの問題を予算委員会で取り上げ、政府を追及しました。
これによると、2006年に比べ、食料やエネルギーなどの生活必需品は4・8ポイントも
上がっているのだそうです

一方で、賃金は下がっている
こんなときに「インフレターゲット(物価上昇目標)」とかいって、物価を上げればどうなるか。
暮らしや経済への影響ははかり知れません。

「働く力を持っている若い人たちの仕事の場がないのは問題だ」
「子育て中だけど、国保が高くてつらい」
「原発をなくしてほしい」

などなど、さまざまな声も出されました。

国民の暮らしの実感の中にこそ、政治をただし、社会を健全に発展させていくカギがあると、
あらためて学ばされました

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戦争を知らない世代だからこそ

白石区の「新日本婦人の会」の有志でつくる日本共産党後援会のつどいで16日、
講師をさせていただきました


(女性のつどいはどこでもなごやかな雰囲気です)

私に与えられたテーマは「憲法」

このテーマを聞いて、これは責任重大だと思いました。

憲法を語るうえで、絶対に外すことができないのがアジア・太平洋戦争です。
この戦争の反省に立って、二度と戦争を起こさないという決意を世界に表明したわけですから。

戦争を体験している世代の人は、憲法の重みを肌で感じることができます。
しかし、私たち若い世代にとって、戦争は過去の出来事。
学校でもほとんど習いません。
憲法が持つ重みへの感じ方は、全然違うのだと思います。

でも、私はこう思います。

もちろん、若い世代一人ひとりに戦争の責任はないけれど、
アジアの国の一員として生きていくためには、あの戦争は何だったのかを知ることは、
責任があるのだと。

候補活動であまり時間的な余裕はなかったのですが、つどいには若い人も参加すると聞いて、
少し力を入れて準備しました。



上の写真は資料のひとつ。

日本政府が1940年9月に日本の「生存圏」だと決めたときの、その範囲です。
資源確保や戦略的な足場を築くために、これだけの範囲を支配しようとしたわけです。
どれだけ自分勝手な論理で戦争を始めようとしたのかを、よく示しています。

大義なき戦争は、他国の人々を軽く扱い、言語に絶する犠牲を強いました。
そのひとつが、日本軍の性奴隷になることを強要した「日本軍慰安婦」--いわゆる「従軍慰安婦」の問題。

自民党の安倍首相らは昨年、アメリカの地元紙に、
「慰安婦」に対する強制性と日本政府の責任を否定する意見広告を掲載しました。
これに対して、日本共産党の志位委員長が国会論戦し、
安倍首相に「この問題を政治問題、外交問題化させるべきではない」と言わせ、
首相としては、自らの持論を封印させたことも紹介しました。

歴史を改ざんしようとする動きは、憲法改悪と一体のものです。

講演では、自民党の「日本国憲法改正草案」を紹介しました。



自民党のホームページからダウンロードできます。
現行憲法と比較できるので、学習会の資料としてはもってこいです。



憲法の精神を現している前文を読み比べ、各条文にも触れました。
「改正草案」では、天皇は「元首」に!
「国防軍」もしっかり書き加えられています

なぜ自民党が憲法を変えようとしているのか、
日米安保条約とアメリカの思惑も紹介しながら説明しました。

交流の時間では、戦争を体験した年配の方から、
「朝鮮から連れて来られた人が、炭鉱で働かされていた」
と当時の様子を話していただきました。

若い人からは「憲法九条のことがわかった」などの声が。
幅広い年代の人が集まったからこそできる交流でした。

最後に、子どもたちと団子づくり
私も一緒につくりました。うまかった~



憲法の理想はまだ実現していません。
私たち国民の不断の努力が求められます

私自身、憲法をもっと学び深め、国づくりに生かしていきたいと思います。
この子たちのためにも―。

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カウンター

プロフィール

HN:
森つねと
年齢:
47
性別:
男性
誕生日:
1978/01/20
職業:
道政・政策委員長
自己紹介:
1978年 札幌市白石区生まれ
1990年 東川下小学校卒業
1993年 北都中学校卒業
1996年 北広島西高校卒業
2000年
北海道東海大学 国際文化学部卒業。白石区で共同学童保育所の指導員
2001年
日本共産党北海道委員会 青年・学生部
2010年 「しんぶん赤旗」記者
2012年
衆院道小選挙区3区候補者
2013年
参院道選挙区候補者
2015年
道議会白石区選挙区候補者
2016年
参院道選挙区候補者
2017年
衆院道小選挙区1区予定候補者(野党共闘のため立候補を辞退)
2019年
道議会中央区選挙区候補者
2023年
道議会中央区選挙区予定候補者

日本民主青年同盟道常任委員、原発問題全道連絡会理事を歴任。
 
家族:妻、子(7歳)

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