昨日、札幌の大通公園で立憲野党と市民の「安倍はやめろ!共同街宣」が行われ、約500人の参加で熱気に包まれました。
昼過ぎまでバケツをひっくり返したような雨が降り開催が危ぶまれましたが、開会までにはすっかり上がりました。
日本共産党の畠山和也衆院議員と社民党の福島瑞穂参院議員、民進党の池田真紀・党道民生活局長、上田文雄・前市長がスピーチ。自由党の小沢一郎衆院議員がメッセージを寄せました。
福島議員は、総選挙と憲法改定の国民投票が同日で行われる可能性について警鐘を鳴らし、「戦争しない国から、戦争できる国にしようとする安倍政権の野望をみんなの力で打ち破ろう」と力説。過労死するまで労働者を使い捨てにする「残業代ゼロ」法案の問題にも触れながら、「一秒でも早く国民生活を破壊する安倍政権を退陣させて、憲法を守ろう」「国会内だけでなく、全国で野党と市民の共闘を広げ、力を合わせて政治を変えよう」と呼びかけました。
「野党が協力して安倍政権を倒そう」と呼びかけた畠山議員は、政治を私物化するごう慢な安倍政権の姿勢に都議選で審判が下ったと力を込めました。さらに、道内を回り、JR北海道の路線廃止計画やTPP、日欧EPAの問題で道民の不安の声を聞いてきたことを紹介し、「根っこには新自由主義の路線がある」と指摘。憲法改悪の執念を捨てていない安倍政権を倒して平和主義を回復するために、「みんなで力を合わせ、政策協定を結び、日本の歴史を変えよう」と訴えました。
在任中の憲法改定を明言した安倍首相に「恐怖を感じた」と述べた池田氏は、安心・安全に関わる政策について選挙で語らず、選挙が終われば強行採決していると告発。「たった一人の命を守るために政治がある」と、国民を分断・差別を促すような安倍政権の「貧困対策」を批判、個人の尊厳を基調にした憲法を生かすときだと述べ、「(憲法を)国会の数の力で壊すわけにはいかない。最後のたたかい。声を受け止め、声を届け、絶対に揺るがない信念を持って一緒に頑張ろう」と訴えました。
小沢議員は、政権を批判する国民は「こんな人たち」と切り捨て、賛同する人には優遇する政治を厳しく批判したうえで、「都議選で受け皿さえできれば政権はすっ飛ぶと証明された」「心ある勢力との結集を進める」と力強いメッセージを寄せました。
開口一番、「安倍さんは辞めなさい」と呼びかけた上田氏。改憲は憲法破壊の政治にお墨付きを与えるものだと指摘し、「野党が強くなり、野党も変わろう。より多くの市民が憲法の人類史的価値を大事にする運動へ立ち上がろう」と呼びかけました。
――安倍政権は国民的な基盤がなく、決して強くはないことが都議選で明らかになりました。いまこそ野党と市民の共闘を強め、安倍政権に代わる新しい政権のビジョンを示すことができるよう、いっそう奮闘する決意をあらたにした共同街宣です。
[2回]
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