この度、来年4月に行われる道議会議員選挙に札幌市中央区から立候補することを決意し、一昨日、記者会見を行いました。
2012年に衆議院北海道3区から立候補して以来、国政・道政の候補として活動を続けてきました。今回で6度目の挑戦になります。道政にチャレンジするのは、前回、2015年に白石区から立候補して以来、2度目です。
(写真中央は帯広市選挙区の佐々木とし子さん、右端は千葉隆党道書記長)私が道議に立候補する決意を固めたのは、憲法を軽視し、道民に冷たい高橋道政を変えたいからです。
4期15年、高橋道政が続いてきました。
この間、道民の貧困化が進んでいます。この5年間で北海道の家計消費は10%も減少。非正規雇用者は4割を超え、全国トップクラスです。
そのしわ寄せは、子どもや、より貧しい人たちに及んでいます。道が公表した「子どもの貧困調査」では、アルバイトをしている高校生の4人に1人が「生活費のため」だと答えています。先日は、低所得者むけの住宅で火災が発生し、多くの尊い命が失われました。貧困の連鎖で「金の切れ目が、命の切れ目」になっています。
道外への人口流出も歯止めがかかりません。出生率も東京についで全国2番目の低水準が続いています。
北海道は「全国都道府県魅力度ランキング」で8年連続、第1位になるほど、ブランド力、潜在力を持っている地域です。食料自給率200%、再生可能エネルギーの潜在力も全国ナンバーワンです。
しかし、雇用や中小企業を支援する予算を減らし、暮らしや子育てに関わる道独自の施策を十分行ってこなかったことで、暮らしにくく、希望が見えない自治体になっています。
一方で、国いいなりで、財界奉仕のための大型公共事業には熱心で、事業費は増え続けています。
高橋知事の財界奉仕の姿勢は、原発ゼロの北海道をつくるうえでも、大きな障害になっています。
日本共産党の真下紀子道議は高橋知事に対し、「『原発に依存しない北海道』をめざすのならば、原産協会(日本原子力産業協会)から脱会すべき」だと迫りましたが、「協会を通じた情報収集は有益」だと答え、議場から驚きの声が上がりました。ここに知事の姿勢が表れています。向くべき方向が違うのではないでしょうか。
私は「安心して暮らしたい」と願う道民のみなさんとともに、「住民の福祉の増進を図る」という、自治体本来の役割を発揮する北海道をつくりたい。そのためにも、国に対し、言うべきことはしっかりと言い、「道民が主人公」となる新しい道政の実現のために力を尽くします。
とりわけ、安倍政権が今年中にも改憲発議をたくらむなかで、「憲法も時代とともに変えるべき」だと、安倍改憲を後押しする高橋知事の姿勢は、絶対に許せません。9条を守ることはもちろん、憲法を暮らしに生かす道政に変えたいと思います。
私が一貫して主張している、泊原発の再稼働を許さず、廃炉の工程に入ること。住民合意を重視しつつ、再生可能エネルギーを生かした北海道をめざします。
いま、日本の政治はまったく新しい段階に入っています。市民と野党の共闘で安倍政権を倒し、新しい政治をつくる条件と可能性が生まれています。
私は昨年、市民と野党の共闘に力を注ぎ、中央区を含む衆議院北海道1区から立候補を予定していました。しかし、野党3党と市民の風・北海道との合意を受けて、公示5日前に立候補を辞退し、野党統一候補となった立憲民主党の道下大樹さんを応援。道下さんは激戦を制し、自民党候補に勝利することができました。
市民と野党の共闘に分断と逆流が持ち込まれたなかでも、北海道では共闘を再構築し、議席の面でも与党と補完勢力に迫るたたかいをすることができました。その出発点となったのは、前回の知事選挙だと思います。
率直に言って、いまの道議会は事実上の「オール与党」議会です。しかし、困難を経てより強くなった市民と野党の共闘を土台にしながら、新しい知事を誕生させたい。
そのためにも、市民と野党の共闘の前進にとことん頑張る共産党。安倍政権とも高橋道政ともきっぱり対決、住民の願い実現のための対案を示し、住民のみなさんと力を合わせる共産党の議席がもっと必要です。
中央区選挙区では、誰よりも早い立候補表明になりました。必ず勝利するために頑張ります。定数3の中央区の議席のひとつは、日本共産党の私、森つねとに与えていただけるよう心から訴えます。
[6回]
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