総選挙では「市民と野党の共闘」に分断と逆流が持ち込まれるなかで、共闘勢力が議席を大きく伸ばしました。
とりわけ北海道では、12選挙区すべてで野党統一候補を立てて政策協定と選挙区での相互支援を確認し、議席を伸ばすこともできました。
私も衆院北海道1区の予定候補として10カ月間奔走しましたが、大局的な見地から立候補の取り下げを決断し、野党統一候補の押し上げに全力を尽くしました。微力ながら勝利に貢献できたことを嬉しく思います。
「市民と野党の共闘」の要は、明らかに憲法違反である安保法制を廃止し、立憲主義を回復することです。安倍政権は来年の通常国会で改憲を発議する構えですが、憲法を守らない政権に、憲法を変える資格はありません。
踏みにじられているのは9条だけではありません。福島原発事故の問題でも、憲法が踏みにじられています。
「収束」にはほど遠く、事故の真っ只中にあります。溶け落ちた核燃料を回収する見通しは立っていません。汚染水問題も解決していません。福島県だけでもいまだに5万5000人もの人びとが避難生活を送っています。
避難を続けている人も、故郷に戻った人も、避難先で定住することを決めた人も6年半という月日を取り戻すことはできないし、これからもずっと事故を背負って生きていかなければなりません。
こんな事故をもたらす原発が憲法に合致しているわけがありません。2014年の福井地裁判決では、再稼働すれば「生存権を基礎とする人格権」を奪う可能性があると指摘し、大飯原発の運転差し止めを命じました。
安倍首相でさえ「(原発に)絶対安全はない」と認めている以上、政府がやるべきは、事故は「収束」したかのように取り繕い原発の再稼働や海外への売り込みを行うのではなく、「即時原発ゼロ」の政治決断を行うことです。
そのためにも市民と野党の共闘は大切です。総選挙で貴重な一歩を踏み出しましたが、決して共闘は完成された形ではありません。次の選挙では、共通政策に必ず「原発ゼロ」を盛り込みたいし、「再稼働に反対」だときっぱり主張できる政治家をもっとたくさん議会に送ることができるように、私もみなさんとともに頑張ります。
先週は久しぶりに道庁前反原発抗議行動に参加。今晩も行われます。条件のある方は温かい服装でぜひご参加ください。
⚫道庁前反原発抗議行動
毎週金曜日/午後6時30分~7時30分
道庁北門前(※天候等により中止の場合もあります。詳しくは北海道反原発連合の案内をご覧ください)
[6回]
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