札幌で生まれ育った私はかつて、札幌は北海道の中心だと信じて疑いませんでした。しかし、「しんぶん赤旗」記者として道内を駆け回るなかで、豊かな自然に恵まれ、食料を生み出している地方こそ北海道の「中心」であり、原動力だと気付かされました。地方が元気でなければ札幌の未来もありません。
くわの実後援会(桑園日本共産党後援会)は3月25日、総会を開き、道教育大の宮田和保名誉教授が「北海道の鉄道の再生と地域の発展を目指して」と題し講演しました。小形かおり市議とともに参加しました。
JR北海道は一昨年11月、全路線の半分以上にあたる10路線13区間、1237㌔について「自社単独での維持が困難」と発表。大規模な路線廃止の不安が広がっています。
「地方が衰退すれば札幌も衰退します。過疎化に歯止めをかけ、地域を発展させるためにも鉄路は重要です」
宮田さんはさらに、道路と同様に国が鉄路を維持している欧州の事例を紹介。根本に「公共的サービスの義務」の精神があるといいます。「この思想は立憲主義と共通性があります。(安倍9条改憲反対の)3000万署名とあわせて、鉄路を維持・再生する運動を広げてほしい」。立憲主義がここでも求められています。
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