畠山和也衆院議員の初質問が昨日、行われました!たくさんの声援を寄せていただいたみなさんに、この場を借りて感謝いたします。ありがとうございました!
午後1時から開始された農水委員会。迷路のような通路を通って、私も初傍聴しました。傍聴席は委員席に手が届きそうなくらいの距離で、臨場感があります。もちろん畠山議員の姿もよく見えました。質問時間が迫るにつれて、少し落ち着かない様子の畠山議員。「大丈夫、大丈夫」と心の中で念じながら、そのときを待ちました。
すると、委員会室の扉が開き、一人また一人と議員が入って来るではありませんか!日本共産党の衆院議員のみなさん。新人議員を含めて13人の議員が畠山議員の応援に駆けつけたのです。傍聴席には紙智子参院議員の姿もありました。
そしてついに、そのときが――。「畠山和也君」と委員長の声が議場に響き、畠山議員が質問に立ちました。落ち着いた声。大丈夫だと思いました。
冒頭、昨年末の根室市での高潮被害について言及。「(金融機関から)これ以上は借りられない」という商店主の声や、市民有志で開いたライブハウスの被害状況を伝え、「融資だけでなく直接支援を」と求めました。
本題の酪農・畜産問題へ。畠山議員は、北海道で年間200戸もの酪農家が生乳出荷をやめている実態を告発したうえで、「アベノミクスによる円安と消費税増税が畜産、酪農の経営を悪化させている」と指摘しました。
酪農経営に対して「加工原料乳補給金」という制度があり、政府側は「(補給金の算定式は)適切な水準に設定している」とくり返します。しかし、この間の経営悪化は「算定式を超える速度」だと強調した畠山議員は、制度そのものの問題にも踏み込んで発言しました。
「補給金」の前身は「不足払い制度」。国が生産に責任を持ち、生産コストと市場価格の差額を補てんしていました。ところが、小泉政権のときから、価格を市場まかせにしてしまい、国の支援は前年度からの変化率で算定する「補給金」制度に。その結果、搾乳量キロあたりの所得は、10年前の約30円から20円以下にまで落ち込んでしまったのです。
くり返し質問に立ち、「市場まかせの補給金制度は見直すべきだ」と求める畠山議員に対し、答弁を逃げていた西川公也農水相は「できる限り、農家のためになるように努力を重ねたい」と答えました。
「朝5時に牛舎に入って、夜9時に終えて出てくる毎日の中で、生産者は誇りを持って働いている」と、畠山議員は酪農家の思いを代弁。農業と地域を壊すTPP交渉についても、「日本共産党は交渉からの撤退を掲げて、北海道でも11年ぶりに議席を与えられた。ここにしっかり民意があらわれている」とのべ、交渉からの撤退を強く要求しました。
質問終了後、同僚議員からねぎらいの声をかけられ、緊張がほぐれた様子の畠山議員。「さらに調べて追い詰めていきたい」と、通常国会の論戦にむけて奮起しています。
[5回]
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http://morimori.blog-mmo.com/%E6%B4%BB%E5%8B%95%E5%A0%B1%E5%91%8A/20150114畠山議員が初質問!――現場の思い伝え、市場まかせの農政転換を迫る
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