大きな決断をしました。
すでに1月16日に道庁内で記者会見を行い、多くの方から激励をいただいていますが、あらためてみなさんにご報告したいと思います。
4月の道議会議員選挙で、札幌の白石区選挙区から立候補することを決意しました。日本共産党公認です。
私はこの間、二度にわたって国政に挑戦してきました。最初が2012年の総選挙で、白石区を含む小選挙区3区から。二度目が翌年13年の参院選挙で、北海道選挙区から立候補し、27万2102人の有権者のみなさんからご支持をいただきました。ずっしりと肩にのしかかりました。
初めて立候補したときから感じているのは、政治家は落選したとしても、立候補した事実から逃れることはできないということ。ご支持をいただいた有権者の期待に応える活動をしなければならないと、いつも感じなから、選挙の後も国政を変えるために道内を駆け回ってきました。
「自共対決」を掲げた総選挙で日本共産党が躍進。長年の苦闘が実った喜びとともに、新しい時代の幕開けを感じました。
参院選では、全道の地方議員のみなさんに支えていただきました。だから、いま自分がやるべきことは、間近に迫った、いっせい地方選挙で候補者全員が勝利できるよう、微力ながら支援を強めなければならない――。そう考えていた矢先、私自身が候補になってほしいと要請を受けたのです。まさに「青天のへきれき」。頭が真っ白になりました。
参院の北海道選挙区から立候補した以上、いついかなるときでも国政にむけてスタートダッシュできるよう、備えておかなければなりません。総選挙の後は「次はあなたの番だよ」と、たくさんの方から叱咤激励を受け、身が引き締まる思いでいたとき「道議候補に」と。しかも、「必ず勝ちたい。だから立ってほしい」という要請です。二重三重に責任を感じました。
重圧のなかで、頭に浮かんできたのは、初めて小選挙区3区から立候補したときのことです。
右も左もわからない私を支え、育ててくれたのは、白石区の支持者、後援会員、党員のみなさんでした。この人たちの支えがあったからこそ、最後までたたかうことができたし、参院選もたたかうことができたのです。しかも、白石区は私が生まれ育ったふるさとです。
私は日頃から、人と人とのつながりや義理・人情を大事にしたいと思っていますが、お世話になった人たちが、若輩者の私を求めているのなら、これに応えないわけにはいかない。そう思いました。
そして、もうひとつ。国政を変えることをめざしてきた者として、今度の道議選で勝つことは、最重要課題だということです。
道議候補の要請を受けて、あらためて道政を振り返ってみると、あまりにも安倍政権への追随ぶりがひどすぎると感じました。
憲法九条の改悪でも、原発の再稼働でも、あらゆる分野で国の施策に異義を唱えることなく、自主的判断を行いません。重大なことは、高橋道政をただすべき道議会が、その役割を放棄してしまっていることです。
事実上の「オール与党」議会のなかで、一貫して高橋道政と対決し、住民要求前進のために奮闘してきた日本共産党の真下紀子道議。この議席をうんと増やすことで、道民の暮らしと命を守り、地方から安倍政権の暴走にストップをかけていく――。私はそのために、激しい選挙をたたかい抜く決意です。
どうか、日本共産党の私、森つねとに力を与えてください。勝ち抜くことで、全道のみなさんに、ご恩を返したいと思います。心からお願いいたします。
(1月22日・記)
[4回]
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