10月27日の夜。事務所で仕事に追われていたとき、テレビで流れていたニュースに釘付けになりました。北海道難病連のみなさんが北海道電力に対し、電気料金の再値上げ見直しと、難病患者・障害者への負担軽減を求める要請を行ったとのことでした。
道民の反対の声を押し切って、若干の上げ幅を縮小しただけで値上げを強行した北電。日本共産党北海道委員会はこの間、再値上げの撤回を求める署名に取り組み、短期間で1万人以上の道民が署名。2度にわたって北電に要請しましたが、道民の負担や経済に与える影響を考えても、原発の再稼動が前提になっているという問題を考えても、許すことのできない問題だと思いました。
そういうなかで、難病患者・障害者のみなさんが諦めずに声を上げている、諦めるわけにはいかない実態があることを目の当たりにして、私の心に火がつきました。
まずは実情を伺いたいと思い難病連に連絡すると、ご多忙の中、快く応対していただきました。
人工呼吸器や酸素濃縮器などを使っている患者さんは、普段から電気代が多くかかります。昨年の電気代値上げ以降、節電の努力をしているけれども、患者さんの多くは限界だといいます。
重大なことは、患者さんが必要以上に節電をすれば、健康を損ない、場合によっては生命の危機をもたらすということです。
「実際、酸素濃縮器を利用しているある患者さんは、家族の電気代の負担を心配して、いけないことだとわかりながら、使用する時間を減らしていました」
言葉を失いました。
酸素が入ってこなければ当然、意識を失いかけることがあります。生きることを否定するような行為を自ら行う患者の気持ちを、北電はどれだけ理解しているのでしょうか。
難病連の方からはこんな意見もありました。「電力会社はいわば、国策企業じゃないですか。そうであれば、電力会社がきちんと困っている人に配慮するように指導すべきではないでしょうか」。その通りだと思いました。
私はこれから東京へ行って、共産党北海道委員会のはたやま和也書記長(衆院比例道ブロック候補)らと政府交渉を行ってきますが、しっかりとこの声を届けてきたいと思います。
道議会でも真下紀子道議が、難病患者・障害者向けの軽減料金メニュー新設を、道として北電に要望することを求め、「軽減措置の可能性について、北電と意見交換を行いたい」との答弁を引き出しています。実現にむけて、私も努力したいと思います。
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