昨日、8月15日はアジア・大平洋戦争の終戦記念日でした。亡くなった犠牲者をしのび、平和憲法を生かした国づくりへの転換を札幌の中央区で呼びかけました。
あの戦争から72年。戦争の記憶が人々から薄れるなかで、戦争体験者の訴えが胸に響きます。
「戦争を知らない政治家が戦争に触れるなと言いたくなる。あるいは、戦争を知らなかったら、戦争をもっと研究しろっていうんですよ」
落語家の桂歌丸さんは「報道特集」のインタビューで語気を強めました。疎開先の千葉で自宅があった横浜の大空襲を目撃。最愛の祖母は防空壕が満員で入れず、別の場所に避難したことで命拾いしました。防空壕にいた多くの人々は煙で命を落としたといいます。
「戦争というものは『いいもの』なのか『悪いもの』なのか、この判断をきっちりとしろって言いたくなるんです。上辺だけでしゃべっているから、おかしくなっちゃうんです」
「(戦争を)いいものだと思っている政治家だったら我々は選ばない。絶対に」
日本にはいまだに過去の侵略戦争と植民地支配を美化し、日本国憲法を敵視する政治家が少なからず存在します。その先頭を行くのが安倍首相です。
「つまびらかに読んでいない」と、軍国主義の除去と民主主義の確立を定めた「ポツダム宣言」を事実上否定。今年の戦没者追悼式の式辞でも、アジアの国々への加害の反省はありませんでした。
この首相がアメリカと一緒に海外で戦争すする国づくりに踏み出し、憲法9条を空文化させる改憲を宣言、その野望を持ち続けています。これほど危険なことはありません。
いつの時代も戦争で犠牲になるのは、命令する者ではなく、私たち国民です。
国内では安倍政権を倒すための野党と市民の共闘が発展し、世界でも平和と核兵器廃絶に向かって多くの国々と市民社会が活躍する時代が始まりました。戦争への道だけでなく、平和への道もしっかりと切り開かれています。
「この憲法が日本国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない」(日本国憲法第12条より)。先人たちの苦難を経て生み出された憲法を守るのは、私たち国民一人ひとりの力です。
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