「20歳」の誕生日を11月30日に迎えました。
もちろん、実年齢ではありません。日本共産党に入党して20年の節目。やっと“成人”としてのスタート地点に立ったばかりというところでしょうか。
入党したのは大学1年生のとき。当時、日本共産党と無縁だった私にとって、日本共産党に入党することは高いハードルでした。96年は日本共産党が総選挙で大幅に議席を伸ばし、「第2の躍進」を開始したときでしたが、「日本共産党を除く」という体制が色濃く残り、「ソ連が崩壊したのだから、社会主義も終わった」という反共攻撃の影響も私自身、強く受けていました。
そんな私が入党を決意することができたのは、大学生活を親身に支えてくれ、政治や社会の疑問についても丁寧に答えてくれた先輩党員の存在があったからこそだと思います。
「自分も誰かを励ますことができる人間になりたい」「微力でも政治を変える力になりたい」と、がむしゃらに走ってきた20年。失敗や後悔は数えきれないし、苦労もあります。けれども、野党と市民の共闘に象徴されるような、新しい時代を切り開く力のひとつになっているとしたら、これ以上の喜びはありません。
先日、札幌市内で日本共産党員を迎えました。戦争を体験した80代の女性です。
とても明るい女性ですが、党支部のみなさんと入党を呼びかけると、「自分にはできない」と固辞されました。話しをするにつれて、その理由がわかりました。
戦時中、国民学校に女性が通っていた頃、牛を飼っている近所の男性宅へ行き牛乳を買うことがあったそうです。すると必ず、「ありがとうございます」と言って、深々とおじぎをされたといいます。「自分のような子どもにも、丁寧に接してくれる大人がいる」と、その後の人生でも強烈に印象に残りました。
戦後になって、その男性は共産党員だったということがわかった女性。それをきっかけに、党への信頼を深め、選挙で日本共産党に投票し続けてきたそうです。「戦争だけはだめ」だという信念も、女性は持ち続けてきました。
「私たちは完ぺきな人間集団ではありません。理想の党員像を追い求めながらも、信念を貫くために党に入り、一緒に成長しましょう」との呼びかけに、快く入党を決意してくれました。
入党の呼びかけには、30年前にも入党を呼びかけた党支部の女性も同席。「30年来の夢だった」と涙ながらに語り、握手を交わしていました。その姿に私も思わず、目頭が熱くなりました。
自分の人生と社会進歩を重ね合わせて生きるのが、日本共産党員の生き方です。私の成長も、社会の発展も終わりはありません。21年目も、自分に限界を設けず、一歩一歩、雪面を踏みしめるように歩き続けたいと思います。
[2回]
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