総選挙が公示された10日、札幌駅前で2つの「第一声」が行われました。
最初に行われたのは、野党統一候補として私がバトンを託した衆院道1区候補の道下大樹さん(立憲民主党)。
会場へ行くと、この間、市民運動をともにしてきた男性がわざわざ私を案内して回ってくれました。選対関係者とともに、市民の風・北海道の上田文雄さんと川原茂雄さん、応援に駆け付けた法政大学教授の山口二郎さんらと連帯のあいさつ。もちろん、道下さんとも固い握手を交わしました。
「安倍政治こそ『国難』」だと力を込めた道下候補は、「憲法9条が平和を守る基盤」だと述べたうえで、①雇用の安定確保、②教育・子育て環境の充実、③医療・介護・年金などの社会保障の充実を掲げ、「安心して働き、暮らせる社会をつくりたい」と決意を語りました。
訴えの冒頭では、野党と市民の共闘について触れ、「日本共産党の森つねとさんにも感謝したい」とエールを送ってくれました。こちらこそ、感謝したいと思います。
続いて同じ場所に日本共産党の比例カーが到着。前職の畠山和也さんをはじめ、川部竜二、金倉昌俊、本間勝美、佐々木明美の5候補が勢ぞろいしました。
ここでもマイクを握った川原さんは「大きな声では言えませんが、比例代表は日本共産党へ」と語り、沿道から笑いと大きな拍手が起こりました。
どの候補の訴えも力強く、抜群の安定感。安倍政治を変える必要性をそれぞれの立場から語りました。なかでも印象的だったのは、佐々木候補の訴えです。
「子どもが生まれるまでは『トツキトウカ』と言われますが、私も10か月間、小選挙区予定候補として活動してきました」
小選挙区4区候補として、私の隣りの地域で活動してきた佐々木候補は、野党統一候補の勝利のために立候補を取り下げ、今度は比例候補として全道を駆け回ることになりました。どれほど大変なことか。佐々木候補はさらに決意を語ります。
「私と同じく小選挙区候補として1区で活動してきたのが森つねとさんです。小さい子どもを育てながら活動してきた森さんの分まで頑張ります」
その瞬間、心の奥に閉じ込めていたものが溢れてきました。予定候補として活動した10カ月の間、息子は元旦を含めて4度入院。病床と活動場所を行き来する生活をくり返しました。当時のことがよみがえり涙腺が緩みましたが、「勝つまでは泣かない」とあらためて誓い、ぐっとこらえました。
「生みの苦しみ」を経て、身を削って実現した野党統一候補。その意義を命の誕生に例え、さらに仲間の思いまで代弁する日本共産党の比例候補-。この党の一員で良かったと、心から思いました。
共産党の「第一声」には、議会準備で忙しい立憲民主党の市議も立ち会い、最後まで演説を聞いてくれました。「森さん、大丈夫」と気遣ってくれる民進党の市議も。いずれもこの間、安保法制や共謀罪の廃止でともに街頭に立ってきた「仲間」です。
違憲の法律を強行して「海外で戦争する国」づくりを進めてきた安倍政権。安保法制を合憲化し、無制限に海外で武力行使できるようにするために、いよいよ9条改憲の野望を実現しようとしています。そんなことを許してたまるか。
新しい「仲間」たちとともに、必ず野党統一候補を国会へ送る。比例代表で日本共産党を躍進させる。命を守るたたかいは始まったばかりです。
[5回]
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