サッカーワールドカップの日本戦に一喜一憂されている方も多いのではないでしょうか。あちこちで“解説員”が生まれ、サッカー熱は高まっています。
昨年亡くなった父はサッカーが大好きで、私が子どものころ、よく公園に連れ出し、大きな声を出しながら教えてくれました。残念ながらあまり技術は向上しませんでしたが、楽しそうにボールを操る父の姿が目に焼き付いています。
サッカーの競技人口はおよそ2億6000万人で、世界のスポーツ競技で5番目。ボールとスペースさえあればプレーできることから、子どもを含めて多くの方に愛されています。
世界で活躍する選手を輩出するためには、すそ野を広げることが重要です。
私は「しんぶん赤旗」記者時代、カーリングの町・北見市常呂町を訪れ、本橋麻里選手らを取材させていただく機会がありました。
同町では国内初の屋内カーリング専用ホールと多くのチームを有し、幅広い年代の方々がプレーを楽しんでいます。子どもたちは五輪選手に憧れを抱き、「それを親も地域も応援して、街おこしにもなっている」(関係者)とのお話が印象的でした。
スポーツは権利です。札幌市も北海道も五輪招致をせずとも、スポーツ施設の整備やバリアフリー化をすすめ、長時間労働や低賃金を是正することが必要です。
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