今日は国会の会期末です。
国会から駆けつけた紙智子参議院議員や、木村けんじさんと一緒に札幌駅前で仕事帰りのみなさんに訴えました。
マスコミ各社が勢ぞろい。
日本共産党への注目の高さを感じます
私が街頭で紹介したのは、生活保護改悪法案についてのうれしいニュース。
参議院本会議で安倍首相への問責決議が可決されたため、廃案になりました
国民の運動と日本共産党の国会論戦が実を結びました。
この法案は自民党と公明党とともに、民主党、維新の会、みんなの党、生活の党と、そろって賛成していました
政府・与党が採決を狙っていた同法案は、生活保護を受ける手続きのハードルを引き上げて受給者を減らすと同時に、受給者への生活費支出や健康への監視・管理を強めることで保護費圧縮を狙った、かつてない制度改悪です。
口頭でも受け付ける保護申請を、通帳など多くの書類がなければ申請を受け付けないようすることで、現在、申請があっても申請書を渡さないということで問題になっている「水際作戦」が、合法化されてしまうのです
また、福祉事務所の調査権限の強化によって、扶養する能力のある親族に、扶養を義務化する大改悪も盛り込まれていました。
こんなことが実行されれば、「親族には迷惑をかけられない」と申請をためらい、貧困による餓死・孤立死がますます増加してしまうのではないでしょうか!
私は、しんぶん赤旗の記者の時代に、忘れられない経験があります。
一時は死を意識したが、生活保護によって前向きに歩み始めることができたという男性の取材です。
タクシー運転手をしていた札幌の男性は、自家用車の車検費用が捻出できなくて、車を手放したことから、通勤が不便になり、やむなく退職しました。
不安定な日雇い派遣の仕事で食いつなぎますが、その仕事も途絶え収入を失った男性は、スーパーの試食コーナーや、無料の牛脂で空腹をまぎらわす生活に。
電気も水道もガスも使えない状態にもなり、冬場は、寝袋で寒さに耐えました。
アパートの家賃は兄弟が工面していましたが、それも限界に近づき、「生きていても仕方ない」と思い始める男性。
そんなとき、いつも通っているスーパーで無料情報誌を手にします。
北海道生活と健康を守る会連合会(道生連)が「生活保護申請で困っていませんか」と呼びかけていました。
男性はすぐに道生連に電話。
道生連の援助で生活保護が受けられるようになり、前向きに歩みはじめることができるようになりました。
病気やケガ、高齢化によって働くことができなくなるということは、誰にでも起きうることです。
非正規雇用など、働いていてもまともな給料が支払われず、生活保護を受け取らないと生活できないということもあります。
どんなときにも人間らしく生きていけるように、生活保護制度は必要です
「生活保護を受けているのに遊んでいる」と、「不正受給」が問題にされています。
しかし、いわゆる「不正受給」は全体の0.2%程度。
生活保護基準以下で、実際に生活保護を受け取っている割合を示す、生活保護捕捉率はわずか16.3%
本来、生活保護が必要とされているにもかかわらず、受け取れていない人が大勢いることこそ問題ではないでしょうか
「自分は真面目に働いているのに、生活保護よりも所得が少ないのはおかしい」という声もあります。
しかし、働いている人の所得が生活保護よりも低いという現状こそ、おかしいのではないでしょうか
日本共産党は大企業がため込む260兆円の内部留保の一部を使って、賃上げや正社員を増やすこと、中小企業予算を増やし、時給1000円以上の最低賃金の実現することを提案しています。
今度の参議院選挙で生活保護制度の改悪を目指す勢力に審判を下し、日本共産党の前進で「くらしの安心」を取り戻しましょう
今日は新聞社の共同インタビューもありました。
公示日まであと8日。
もっともっと、多くの人に日本共産党の訴えを広げていきたい!
[10回]
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