先月末、日本共産党の道議団、札幌市議団のみなさんと東京で政府交渉を行いました。来春のいっせい地方選挙の予定候補も参加しました。2日間に渡る交渉で、道民生活にかかわる国の来年度予算と重点課題について各省庁に要請。現場の実態を見ているだけに熱が入ります。
泊原発再稼働中止の要請に、経産省の担当者は「国として理解を求める」と後向きの姿勢を示す一方、「北海道への核のゴミの持ち込みは認められない。道の『核抜き条例』を尊重すべき」だと求めると、「地元の意見を聞き、反対なら進めない」と回答しました。
厳しい冬を前に異常な高騰が続く灯油価格。昨年同時期と比べ、すでに1㍑あたり10円近く値上りしている事実を示し、「福祉灯油への早目の特別交付税措置を」と求めました。総務省側は「必要な措置を検討する」と述べました。
精神障害者の方々が粘り強く求めている運賃割引について国交省の担当者は「交通費の実費負担ができないか、厚労省と連携して進めたい」と答えました。
間もなく臨時国会が始まります。国民の声を聞かない安倍政権は強大なように見えますが、国民の暮らしや経済とかけ離れた「砂上の楼閣」です。だからこそ、党の論戦と国民運動で相手の言い分を崩すことは可能です。
今回の政府交渉も踏まえ、それぞれの分野での「一点共闘」を発展させながら、安倍政権を退陣に追い込む大きな流れをつくっていきたい。
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