私は北海道東海大学の札幌キャンパスで国際文化を学びました。同世代の相談活動をはじめ社会変革の運動で走り回る“不良学生”だったので、どこまで身についたかはやや疑問ですが、ユニークで熱心な教員の方も多く、好奇心を刺激されました。
この母校がいま揺れています。東海大学の全国のキャンパスで、「カリキュラム改定」を理由に3月末をもって多くの非常勤講師が雇い止めされようとしているのです。その一人が札幌で物理を教える男性で、25年間、1年契約の雇用を更新してきました。
本来は2013年4月施行の改定労働契約法で、有期雇用が通算5年を超えれば、労働者は無期雇用に転換することができます。しかし、大学側は同法の「特例」を恣意的に適用して通算10年が必要だと主張したうえに、10年を前に脱法的に雇い止めしようとしています。
昨年5月、同大学初の労働組合として東海大学教職員組合が誕生。静岡キャンパスに続いて1月17日、札幌でも撤回を求めてストライキが決行されました。
私も合間をぬって駆け付け、「大学にとっても学生にとっても大きな損失」だと訴えました。驚いたのは学生たちも集まり、「もっとやった方がいい」と声を上げていたことです。これからも、あらゆる運動の現場に身を置き、連帯してたたかいます。
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