小池百合子都知事が衆議院の解散前日の27日、「希望の党」を立ち上げました。「日本をリセットするため」だといいます。
リセットするというのなら、安保法制=戦争法の廃止と立憲主義の回復は不可欠です。この問題の解決なしに、安倍暴走政治に終止符を打つことはできません。野党と市民の共闘の原点もここにあります。
しかし、この党にその立場はありません。安倍首相も「安全保障の基本理念は同じ」だと太鼓判を押しています。
安保法制の強行採決から2年。この法律の現実の危険性が高まっています。
先日、北朝鮮の弾道ミサイルを警戒・監視する米海軍のイージス艦に対し、海上自衛隊の補給艦が燃料を給油していたことが明らかになりました。国民の知らないところで安保法制が発動されていたのです。
もし北朝鮮とアメリカが軍事衝突という事態になれば、日本が自動的に参戦することになります。これほど危険なことはありません。
多くのみなさんが北朝鮮問題を心配しています。とりわけ胸を痛めているのは子どもたちです。
街頭演説をしていたときのこと。帰宅途中の小学生が幹線道路の向い側でこちらを注目しています。
「ミサイルが心配でしょう」と問いかけるとうなずく男の子。「戦争を起こさないために頑張ります」と話すと、手で大きくマルのサインをつくり応えてくれました。
国民の命を守るために、北朝鮮問題で外交的解決をはかることはもちろん、安保法制の廃止は急務です。
国会議員の「政治生命」はリセットできても、失われた国民の命をリセットすることはできません。
安倍政権の補完勢力である「希望の党」にも、この党と連携・合流を考えている議員にも未来はありません。
安倍暴走政治を終わらせるためにも、市民と野党の共闘を成功させるためにも、日本共産党の躍進を必ず果たしたいと決意しています。
[8回]
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