昨日は札幌西区のJR琴似駅前で「共謀罪」を許さない街頭宣伝が行われました。雨のなか大勢の市民のみなさん、そして民進党・衆院道1区予定候補の道下大樹さんとともに、「違憲立法の共謀罪は廃止しかない」と訴えました。
それにしても「共謀罪」法案の採決は酷いものでした。
共産党と民進党が提出した金田勝年法相の問責決議案が処理された後は、参院法務委員会で審議を行うことを自民党理事も含めて話し合われていたのに、突如「中間報告」の″禁じ手″に。委員会での採決を省き、本会議で採決を強行しました。
「現代版・治安維持法」である「共謀罪」は思想・良心の自由を侵害する明らかな違憲立法です。
しかも、NHKの「日曜討論」で公明党の斉藤鉄夫幹事長代行が「組織的犯罪集団」の定義について「わかりにくいが明快な定義」と発言したように、与党自身もまともに説明できず迷走しています。
こんな法律がまかり通るなら、法治国家とは言えません。特定秘密保護法、安保法制=戦争法、「共謀罪」法と3つまとめて廃止するしかありません。
安倍政権のもとでの実現は容易ではありません。安倍政権を倒すのが一番の近道です。政治を私物化し、強引な手法をとり続ける安倍政権に対し、国民の怒りが沸騰、支持率は急落しました。脆さが浮き彫りになっている今、多くの国民のみなさんが安倍政権にかわる新しい政治の展望を求めています。
「共謀罪」法が成立した翌日の16日、中央区で共産党、民進党、市民ネットのみなさんと抗議の宣伝を行いました。このとき、参加者が口々に訴えたのは、安倍政権を倒すために「共闘しかない」ということでした。
たたかいを通じて、野党と市民の共闘はより強固になりました。この流れを発展させて安倍政権を倒し、立憲主義、民主主義を取り戻す。野党連合政権の実現へ力を尽くします。
冒頭紹介した西区の街頭宣伝の後、パレードが予定されていましたが、雨のため中止になりました。企画した市民の方にねぎらいのメッセージを送ると、こんな返信がありました。
「安倍内閣退陣まで続けますので、いつかは晴れの日に当たるでしょう」
こうした市民のみなさんの熱意こそ、野党と市民の共闘を発展させる原動力です。
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