カール・マルクス生誕200周年を記念した企画「マルクスナイト」が20日、市内で行われ、神戸女学院大学の石川康宏教授が講演しました。ほとばしる情熱で過去と現在をつなぎ、未来への希望を語る石川先生のお話は若者の心を捉えました。
「このままの社会で良いのか」「自分にも何かできることはないか」-。若者の模索の背景には、命すら奪われかねない過酷な実態があります。
企画のなかで30代の若者が発言しました。憧れの理容師になりたいと専門学校を卒業後、東京で働き出した男性。週1日に満たない休みで、毎日14時間を超える勤務でしたが、「仕事ができないヤツが悪い」と思い必死に働き続けました。
しかし、そんな働き方は長くは続きません。意識を失い、目が覚めたときは集中治療室に。脳が損傷していました。不安と怒りで泣き続けたという男性に「一緒にたたかおう」と寄り添ってくれたのは、民青同盟の若者たちでした。この男性はいま、「青年を結集できる力をつけたい」と労働組合でも先頭に立っています。
石川先生は「未来社会はいまの資本主義社会と地続き」だと強調します。資本主義の弊害を取り除く一つひとつのたたかいが未来社会を準備しています。
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