先日、党支部のみなさんと一緒に訪問活動をしたときのことです。ある60代のお父さんが玄関先に座っていました。声をかけるやいなや、「政治家はみんなだめだ。選挙には行かない」と近隣にも響き渡るような大声で怒りをあらわにされます。私が話そうとすると、そのくり返しです。
私は普段、努めておだやかに話すようにしていますが、このときばかりは少々語気が強まり、「諦めてはいけません。あなたが諦めて選挙に行かなければ、支配勢力の思うつぼですよ」と言いました。思わず出た言葉でした。お父さんは少し気持ちを落ち着かせ、13万の年金で家族を養っていること、体調がすぐれないことなどを話してくれました。
国民の期待をことごとく裏切り、暮らしを無視し続ける民主党政治。お父さんの悔しさが痛いほど伝わりました。
野田首相は第3次改造内閣を発足させましたが、さっそく馬脚を現しています。衆院北海道小選挙区2区選出の三井辨雄(わきお)厚労大臣が、生活保護の医療費について、自己負担導入の考えを示したのです。
生活保護は、すべての国民に「健康で文化的な最低限度の生活」を保障するための最後の砦。窓口で締め出され、必要な人が受けられない生活保護は拡充が必要です。昨年末、白石区で起きた「姉妹孤立死事件」の悲劇を再びくり返してはなりません。
暮らしていける年金にすること、内需主導で経済を活性化させ、仕事を増やすことこそ政治の責任です。「財界・大企業言いなり」の政治を改めれば、実現の展望が見えてきます。それができるのが、労働者・国民の党、日本共産党です。
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