息子の誕生についてご報告させてもらったところ、本当にたくさんの方から励ましの言葉をいただきました。
「お子さんはどうですか」「母親は大丈夫なの」。どこへ行っても声をかけられます。手紙やSNSのメッセージもすべて読ませていただきました。人の優しさをしみじみ感じ、感謝の気持ちでいっぱいです。
おかげさまで、658㌘だった息子の体重は1600㌘になり、超低体重児に起こる様々な症状を乗り越えました。可能な限り毎日、母親と母乳を病院へ運び息子と面会していますが、耳を澄まさないと聞こえなかった泣き声はずいぶん大きくなり、「俺だって、生きているよ」と主張しています。母親の回復も順調です。
この子がもう少し大きくなったら、どれほど多くの人たちに支えられ育ったかを、伝えてあげたいと思います。
「改憲論者」でありながら戦争法案阻止の先頭に立って奮闘されている憲法学者の小林節さんは、かつて国民を守るためには自衛隊員の犠牲も仕方ないと考えていたそうです。しかし、「恥ずかしながら娘が生まれ、命の大切さを実感」したといいます。
母親たちの「だれの子どももころさせない」を合言葉にしたたたかいは、人類共通の願いであり、これほど強いものはありません。すでに戦争法案の立法根拠は崩れています。私も子を持つ親として、戦争法案廃案へたたかい抜きます。
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