「安倍自公政権とその補完勢力に、野党と市民の共闘が対決する、日本の政治の新しい時代が始まった」
日本共産党第27回大会決議案は、未来に向けた力強い出だしで始まっています。
安保法制=戦争法廃止、立憲主義回復という大義で一致し、戦後初めて、時の政権を倒すための野党と市民の共闘がつくられ、全国で貴重な成果を生んだ参議院選挙。そして、「原発再稼働は認めない」という旗のもと、野党と市民の統一候補が圧勝した新潟県知事選挙――。国民の願いに応える「大義の旗」をしっかりと掲げ、野党と市民が「本気の共闘」に取り組めば、政権の攻撃を跳ね返して勝てることを証明しました。80年代以降、野党勢力団結の最大の妨げとなってきた「日本共産党を除く」という体制も崩れました。
憲法さえ無視して暴走する安倍政権の独裁政治が目に余るだけに、不安を抱えて毎日を過ごしている方も少なくありません。同時に、当面する国民の切実な願いを実現するために、政党・団体・個人が思想・信条の違いを超えて手を取り合う=統一戦線によって政治を変えることができる、希望ある時代に私たちは生きています。そのことに確信を持ち、勇気を持って歴史の逆流に立ち向かいたい。
大会決議案が発表される直前、釧路市で若い世代を対象にした「JCP Meeting & 交流会」に招かれ、講演しました。その中心点も、統一戦線と日本共産党の役割でした。講演を準備するにあたって、3年ほど前に開かれた第26回党大会の決議を再読し、次の一節に目が止まりました。
「日本共産党と無党派の人々との共同が、いよいよ本流になってくるだろう。同時に、いま『一点共闘』をともにたたかっている人々のなかからも連合の相手が生まれてくるだろう。そして、そうした動きともあいまって、政党戦線においても、日本共産党との連合の相手が必ず出てくると、私たちは確信するものである」
野党と市民の共闘が形になるずっと前から、現在の状況を予見するような展望を持っていたことにハッとしました。これは、綱領の力そのものです。目先の困難さだけに目を奪われることなく、大局的な視野を持ち、未来を語る大切さをあらためて感じました。
2年または3年に1回ひらくと規約で定められている党の最高機関=党大会にむけ、約2カ月の時間をかけて全国の支部・機関で決議案を討議し、実践を通じてより良いものに練り上げる作業があります。響き合う世界と日本の情勢、安倍政権を倒し新しい日本をつくる展望、そのために強大な党をつくる歴史的意義など、大会決議案の内容を私自身がしっかりと深め、足を踏み出したいと思います。
日本共産党第27回大会決議案は、党員のみならず、多くの方にお読みいただきたいと願っています。党中央のホームページに全文が掲載されています。ぜひご覧ください。
[3回]
PR
http://morimori.blog-mmo.com/%E6%B4%BB%E5%8B%95%E5%A0%B1%E5%91%8A/%E6%89%8B%E3%81%A8%E6%89%8B%E3%82%92%E5%8F%96%E3%82%8A%E5%90%88%E3%81%84%E5%B8%8C%E6%9C%9B%E3%81%82%E3%82%8B%E6%9C%AA%E6%9D%A5%E3%81%B8%E2%80%95%E2%80%95%E7%AC%AC27%E5%9B%9E%E5%85%9A%E5%A4%A7%E4%BC%9A%E6%B1%BA%E8%AD%B0%E6%A1%88手と手を取り合い希望ある未来へ――第27回党大会決議案
COMMENT