「どうしたら希望を見出すことができますか」。
先日、非正規で働く若者のみなさんに集まっていただいたときのことです。20代後半の男性が切々と訴えられました。
専門学校を卒業して東京で美容師に就職。「教育費」として1万5000円が差し引かれ、手取り10万円という低賃金のうえ、長時間労働で倒れ、目を覚ましたときは病院のベッドの上でした。医者からの宣告は「一生治りません」。北海道に戻り治療を続ける一方、生きるために非正規で働いています。
同じく20代後半の女性は美容関係の職場で働いています。生命保険会社からの転身。正社員でしたが月給はわずか8万円で、交通費や顧客への手土産も身銭を切っていました。朝9時から夜8時まで働いても残業代は出ず、中途採用の社員を自ら見つけなければ辞めることもできませんでした。いまの仕事は、働く条件は「普通」としながらも、職員同士の打ち合わせを兼ねた交流会費用は自費。公休日にもあるそうです。
前出の男性が絶望の淵から這い上がることができたのは、相談した労働組合員の「頑張ろう」という言葉だったといいます。正規も非正規も人間らしく働ける社会の実現へ、連帯の輪を広げたい。
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